ミスミのDXサービス「D-JIT」と「MISUMI floow」がIT賞を受賞

ミスミが誇るデジタル調達革新、IT最優秀賞に輝く

ミスミグループ本社が提供する調達デジタルトランスフォーメーション（DX）サービス「D-JIT」と「MISUMI floow」が、2025年度のIT最優秀賞（顧客価値・サービス革新）を受賞しました。この受賞は、製造業における調達業務の効率化と革新を卓越させた結果であり、多くの企業に影響を与えるモデルとして評価されています。

D-JITとMISUMI floowとは

- D-JIT（ディージット）

このサービスは、国内外700社余りのサプライヤーの在庫情報を統合し、ECプラットフォームにより大規模な注文を可能にします。従来手動で行われていた見積もりや納期確認のプロセスをデジタル化し、迅速な対応を実現しています。たとえば、ある商品の調達数は従来の100個から800個にまで拡大し、見積り時間は9時間から即時、納期は8日から2日に短縮されました。

- MISUMI floow（フロー）

このサービスは、製造現場での生産間接材調達のDXを推進します。通信機能付き自販機を利用することで、発注の手間を大幅に削減し、在庫管理を効率化します。これにより、調達業務にかかる工数を約7割削減。特に高頻度で使用される消耗品については、工場内の自販機が自動的に補充され、在庫過剰のリスクを軽減します。

受賞の背景

IT賞は、ITやデジタル技術を駆使して業務の改革や社会貢献を実現した企業を称えるもので、1983年に創設された「OA賞」を前身として2001年から「IT賞」として新たにスタートしました。今回の受賞理由は、製造業の調達業務における長年の課題を解決する取り組みが評価された点にあります。

受賞に際し、ミスミは2023年度にもAIを活用した機械部品調達プラットフォーム「meviy」が「IT優秀賞」を受賞しており、2回目の栄誉となります。

ミスミのデジタルモデルシフト

ミスミグループは、デジタル技術の活用を中心にものづくり分野の全体的なプロセスを変革しており、インターネットを利用した注文サービスを2000年に業界で初めて展開しました。近年は3Dデータを用いた自動見積もりサービス「meviy」など、さまざまな革新的なサービスを提供し続けています。ミスミの目指す「デジタルモデルシフト」は、顧客に新たな価値を提供すると共に、設計や生産効率を大きく向上させています。

未来のものづくりへ

今後もミスミは、顧客の調達プロセスのデジタル化を進めることで、「得ミスミ、楽ミスミ」という理念をもとに、顧客の業務の効率化と創造性を高めるサービスを提供していくことでしょう。また、持続的な成長を共に築いていく姿勢をしっかりと持ち続けています。

ミスミは、ものづくりの未来を切り拓く企業として、さらなる革新を追求し続けるのです。