魚竜化石特別公開
2025-09-16 16:53:20

岡山理科大学の恐竜学博物館で珍しい魚竜化石を特別公開中

岡山理科大学 恐竜学博物館 魚竜化石特別公開



岡山理科大学の恐竜学博物館では、9月27日(土)まで、後期三畳紀に属する魚竜化石の特別公開が行われています。この展示は、約2億2000万年前の地球上で生息していた生物の一端を知る貴重な機会です。特にこの展示には、西日本で初めて発見された魚竜化石が含まれており、その重要性は計り知れません。

特別公開の背景



展示されている化石は、岡山県高梁市で産出されたもので、約2億2000万年前の後期三畳紀に形成された泥質砂岩から発見されました。この岩石は、幅59cm、奥行き34.5cm、高さ26cmという大きさで、同美術館では二枚貝「モノチス」の化石標本としても知られていました。2023年7月に、恐竜学科の加藤敬史教授がこの岩石の側面に大きな骨片を見つけたことが、今回の公開に至るきっかけとなりました。

発見と研究



教授は、発見した化石を詳しく調べるために、岩石を厚さ約14cmの板状に切断し、エックス線CTを用いてその内部を調査しました。その結果、魚竜の肋骨や椎体、肩甲骨などの骨片が21点確認されました。これらは、恐竜時代の生物たちの生活を垣間見せてくれる貴重な資料です。

展示内容



岡山理科大学恐竜学博物館のC2号館1階には、発見された魚竜化石が展示されており、岩石の中に浮かび上がる椎体や肩甲骨が非常に鮮明に見ることができます。また、会場には魚竜「ステノプテリギウス」の縮尺10分の1の模型も展示されており、訪問者は魚竜の全身骨格の構造を一目で理解することができます。

ギャラリートーク



特別展示に関連して、9月15日には加藤教授によるギャラリートークも開催され、約70名の参加者がこの貴重な機会に耳を傾けました。参加者は、魚竜化石の発見にまつわる話や、その重要性について熱心に質問し、知識を深める時間を楽しんでいました。講義室には、研究者や子供たち、家族連れなど、様々な人々が集まり、熱心に学び合いました。


この特別公開は、地元だけでなく全国の化石ファンにとって見逃せないイベントとなっています。魚竜の化石を直接目にし、その探究の過程を体験できるこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!興味がある方は、岡山理科大学恐竜学博物館(086-256-9804)までお問い合わせください。


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