富山高専特別講義
2025-11-27 09:51:31

富山高専が推進するGX人財育成特別講義が盛況に開催

富山高専での洋上風力発電特別講義の開催



令和7年11月4日、富山県の富山高等専門学校(以下、富山高専)にて、「洋上風力発電について学ぼう!」という特別講義が開催されました。この講義は、GX(グリーントランスフォーメーション)に資する人材の育成を主目的としており、特に次世代のエネルギーと環境への取り組みとして注目されています。

講義は、独立行政法人国立高等専門学校機構が推進する「COMPASS 5.0」の一環であり、洋上風力発電の教育が主なテーマです。新たにこの分野が重点的に位置づけられたことにより、富山高専は令和7年度からその実践校に選定されました。これにより、学校の学生や教職員は、実際の洋上風力発電に関する最先端の知識を学ぶ機会を得ることができました。

当日は、商船三井マリテックス株式会社、株式会社商船三井、株式会社北拓から4名の専門講師が招かれ、洋上風力発電事業の流れを詳細に解説しました。講義内容は、基礎知識の紹介から始まり、立地環境調査や建設資材の海上輸送、さらには運用段階に至るまで、多岐にわたる内容が中心でした。講師たちの実際の現場経験を交えた説明は、学生たちにとって非常にわかりやすく、理解を深める助けとなりました。

講義には、商船学科を中心に45名の学生と9名の教職員が参加し、質疑応答も非常に活発に行われました。「洋上風力事業に関わる多様な職種を知ることができた」「海上輸送の重要性を実感した」など、参加者からは多くの感想が寄せられました。また、講義の様子はオンラインで配信され、全国の高専関係者とも共有され、さらなる学びの場を提供しました。

富山高専では、これからもエネルギー、海洋、環境に関わる分野での教育を推進し、GX社会の実現を目指した実践的人材の育成に取り組んでいく方針です。

富山高等専門学校について



富山高等専門学校は、平成21年10月に富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校が統合され、設立されました。現在、工学系4学科(機械システム工学科、電気制御システム工学科、物質化学工学科、電子情報工学科)、人文社会系1学科(国際ビジネス学科)、商船系1学科(商船学科)の6学科を有し、国内有数の高等教育機関として、世界的に活躍する技術者、ビジネスパーソン、また海事技術者を育てています。さらに、科学技術や海洋に関連する高度な研究も行っています。

富山高専のキャンパスは本郷キャンパスと射水キャンパスに分かれており、それぞれ異なる学問領域が展開されています。今後とも新たな技術の習得と人材育成に注力し、地域社会に貢献する教育機関としての役割を果たしていくことでしょう。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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