第1回 JANPIAメディアセミナー開催レポート
2026年3月24日、東京都日比谷にて一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が「第1回 JANPIAメディアセミナー」を実施しました。本セミナーは社会課題解決のための重要な活動の一環として、特に「虐待等から子どもを守る取り組み」に焦点を当てました。
セミナーの概要
セミナーは、休眠預金等活用制度の概要や認知度調査結果の公表を通じて、民間公益活動の意義を広めることを目的として開催されました。JANPIAの事務局長、大川昌晴氏は、休眠預金等活用制度がもたらす支援の複合的な意義について説明しました。
「この制度は単なる資金提供にとどまらず、民間公益活動を担う人材の育成や、自立した活動基盤の形成に寄与しています」と述べ、全国各地の多様な社会問題への取り組みが広がっている様子を伝えました。
続いて、企画広報部長の芥田真理子氏が2025年11月に実施した認知度調査の結果を発表しました。調査によれば、制度の認知度は高まりつつあるものの、その内容まで理解している人は19%に留まることがわかりました。社会課題への関心はあるものの、資金の透明性や支援団体に対する不安が指摘されました。
メディアとの連携
セミナーでは、「社会課題への認識と制度への理解・信頼とのギャップを埋めることが必要」と強調され、メディアとの連携を通じた情報発信の重要性が示されました。
子ども支援の現場事例
セミナーの後半では、虐待等から子どもを守る取り組みの事例が紹介されました。NHKの「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」メインキャスターの有馬嘉男氏をファシリテーターに迎え、3つの団体からの発表が行われました。
1.
認定NPO法人 第3の家族の理事長、奥村春香氏は、ITを駆使した支援方法を講じています。特に、中高生向けのオンライン掲示板「gedokun」や情報サイト「nigeruno」を使用し、制度の間隙で孤立する子どもたちへのサポートを実施しています。
2.
特定非営利活動法人 子どもシェルターおるきの中島香織氏からは、虐待や家出等の背後にある困難を抱えた子どもたちを受け入れる「子どもシェルター」の取り組みが紹介されました。地域内の多職種と連携し、持続可能な支援体制を構築していることが報告されました。
クロストークによる議論
クロストーク形式でのセッションでは、奥村氏や中島氏、そして有馬氏が子ども支援の現場における制度的な課題について意見をかわしました。特に、制度の公平性と透明性についての意見が交わされ、支援制度の重要性を再確認しました。