レジリエントとアルプ、業務提携で生産性向上を目指す
2023年、京都を拠点とするレジリエント株式会社が、東京都港区のアルプ株式会社と業務提携を結びました。この提携により、レジリエントはアルプの販売管理システム「Scalebase」を導入し、中小企業の労働生産性向上をサポートする体制を整えました。具体的には、初期設定から運用サポート、コンサルティングまでを行い、業務の効率化を目指します。
業務提携の背景
近年、コロナ禍の影響で企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を痛感しています。しかし、DXを推進するための専門人材が不足しているという課題も浮き彫りになっています。テックタッチ株式会社の調査では、2023年時点で企業のSaaS導入率が74.7%に達していますが、そのうち約6割の企業が十分に活用できていないという現状があります。これに対応するため、レジリエントはアルプの「Scalebase」を活用し、包括的なサポート体制を構築しました。
BPaaSサービスのメリット
業務プロセスをクラウドで提供するBPaaS(Business Process as a Service)は、企業が自身でインフラやソフトウェアを管理する手間を省き、コスト削減と業務の効率化を図ることができます。このため、財務や人事、カスタマーサポートなど幅広い業務機能を柔軟に利用できる点が魅力です。レジリエントはこのBPaaSを駆使し、企業が必要な業務をアウトソーシングしやすい環境を整えています。
セミナーでの知識提供
さらに、レジリエントとアルプは、2025年2月にウェビナーを開催予定です。このセミナーでは、企業の請求業務における内製化とBPOの選択肢について詳しく解説します。参加は無料で、中小企業の経営者や管理職の方々には特に価値のある内容となっています。セミナーでは、煩雑な業務フローやコスト削減の悩みに対するアプローチを紹介し、どのように選択を行うべきかについて指南します。
請求業務の効率化
請求業務は企業の運営に欠かせない重要なプロセスですが、効率的に実施するのは容易ではありません。こちらのセミナーでは、請求書の発行や報酬回収に関するシステム「Scalebase ペイメント」の導入メリットも説明されます。このシステムは法人向けの請求書管理を一括で行うことができるため、多数の決済手段を一元管理し、業務の負担を大幅に軽減します。
企業の未来を切り開く
レジリエント株式会社とアルプ株式会社の提携は、ITを活用した業務効率化と生産性向上の新たな一歩を示唆しています。中小企業が抱える課題に対し、具体的な解決策を提供することを目指したこの取り組みが、今後どのように進展するのか注目です。企業の信頼できるパートナーとして、両社の活動に期待が寄せられています。