新たなドローン活用
2022-11-14 13:00:01

エアロセンスと日本無線の提携がもたらす新たなドローン活用の未来

エアロセンスと日本無線が手を組む理由



近年、ドローン技術が進化し、様々な分野での利用が広がっています。その中でも、エアロセンス株式会社と日本無線株式会社が提携を結び、新たな未来を築こうとしています。エアロセンスのVTOL型ドローン「エアロボウイング」を用いた新しい飛行・点検の手法が、特に携帯電話回線が届かないエリアにおいて期待されています。

ドローンの革新とその活用



「エアロボウイング」は、2020年10月に国内のドローン市場に登場した垂直離着陸型固定翼ドローンです。この機体は、航続距離を最長50kmに設定しており、すでに多くの企業や自治体で監視業務に利用されています。しかし、山岳地帯や海域、緊急時などの特殊な状況下では、利用に課題がありました。そこで、日本無線の無線技術を取り入れ、携帯電話回線が不通な地域での運用が可能になるという新たな道が開かれています。

インフラのDX推進



国民の生活や経済活動を支えるためには、インフラの建設や整備だけでなく、その維持管理や災害対応も重要な要素です。残念ながら、建設業界では就業人口が減少し、高齢化が進んでいます。国土交通省ではこの課題に対処するため、「インフラ分野のDXアクションプラン」を策定し、各種点検業務にドローンの活用を提案しています。

特に、河川監視や被災状況調査では、長距離かつ長時間でのフライトが求められます。この点で、エアロセンスのVTOL技術は非常に有用であり、ドローンによる業務解決が期待されます。

規制緩和の波



また、2022年12月には、有人エリアでの目視外飛行や夜間飛行が可能となる“レベル4飛行”の航空法改正が施行される予定です。これにより、ドローンビジネスの多様化が進められ、それぞれの企業が機体の機能を最大限に活用する必要性が高まります。

エアロセンスと日本無線の役割



エアロセンスは、AI技術を取り入れた自動化システムの開発に注力しています。特に、ドローン測量分野では自律飛行による計測からデータ解析までを一貫して行うサービスを提供「AEROBO測量2.0」として展開しています。日本無線は、創立以来の無線通信技術をもとに、特に防災分野での実績が豊富です。今後の展望として、両社の技術を融合させた新たなインフラ構築が期待されます。

インフラ分野の未来



エアロセンスのVTOL技術と日本無線の無線通信技術が融合することで、国土の安全と安心を支える新たなアプローチが実現します。これにより、全ての人々にとって持続可能な国土づくりが進むことでしょう。両社の協力が形成する未来に、私たちは期待せずにはいられません。

会社情報

会社名
エアロセンス株式会社
住所
東京都北区田端新町1-1-14東京フェライトビル
電話番号
03-3868-2551

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