原宿の新たな試み:原宿はらっぱファームプロジェクト
東京・渋谷区に位置する「原宿はらっぱファーム」が、都市と自然の出会いの場として期待されています。このプロジェクトは、地域住民と支援者が協力して構築する、有機循環型のコミュニティ菜園です。国有地をしっかりと活用し、2025年4月から2026年1月の10か月間にわたって、幅1525㎡の広大な敷地で農業体験が行われる予定になっています。
このイニシアチブは、渋谷区神宮前3丁目に位置する国有地を、地域の農地活用と防災のために変える取り組みの一環であり、私たちの生活を支える保全活動でもあります。長きにわたって利用されていなかった土地が、こうして生き返るのは画期的なことです。
国有地の活用に向けた努力
原宿はらっぱファームの成功には、多くの関係者の努力がありました。地域住民と共に、国と渋谷区の協力のもと、長い交渉を経てこのプロジェクトが実現しました。その結果、テニスコートに相当する広さの土地が、1年間の限定で地域に開放されることになったのです。このプロジェクトの運営は、「都市農地と防災のための菜園協議会」が担い、地域の知恵や専門的な知識を基に、共同で開発が進められます。
資金調達はクラウドファンディングを通じて行われ、地域の人々の参加がこのプロジェクトの生命線です。具体的には、CAMPFIREで資金を募る活動が行われており、プロジェクトの詳細やその背景についても情報が公開されています。
オーガニック農業の体験
原宿はらっぱファームでは、これまで捨てられていた生ごみや木くずなどの有機資源を堆肥に加工し、化学肥料なしのオーガニック栽培を実現します。また、誰もが触れ合える場所として、来園者は農作業に参加したり、自然の中を散策したりできるようになります。さらに、コンポストや菜園に関する講座も開催予定で、参加者同士の交流を促進する場としても機能します。
主な施設には、
- - つながる畑:チームで育てる畑
- - 学びの畑:専門家に習う学びの場
- - 実験の畑:循環型農業の展示
- - みんなの畑:訪れる人と一緒に作業する畑
- - コンポスト施設:地域の生ごみを循環させる施設
- - 原っぱエリア:野草やハーブを楽しむ
- - 防災かまど:地域の防災拠点
といった多様性に富んだ施設が用意されています。都心で農業を行う機会は希少であり、渋谷区を含む東京都の12の区では、農地に触れられる場が限られていますが、原宿はらっぱファームはこれに新たな道を開くプロジェクトです。
開園イベントのご案内
オープニングイベントは2025年4月19日(土)に予定されており、ミニマルシェも併催されるため、多くの地域の人々が集まる機会となるでしょう。これにより、自然の大切さや地域コミュニティの力を再認識するイベントになりそうです。
原宿はらっぱファームは、ただの菜園ではなく、「Green Movement」を広げるためのコミュニケーションの場であることを目指しています。皆さんもぜひ訪れて、元気な野菜や自然に触れてみてください。
施設情報
原宿はらっぱファーム
住所:渋谷区神宮前3丁目35-13
開園日:2025年4月19日
公式インスタグラム:
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公式サイト:
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この新しいコミュニティ菜園が、都心での農業体験や地域づくりに与える影響は計り知れません。私たち一人一人が参加することで、より良い未来に繋がるのです。