札幌カントリー倶楽部の新たな旅立ち
北海道札幌市に位置する札幌カントリー倶楽部は、83ホールを誇る広大なゴルフ場です。この施設が今、従来の「スポーツ施設」という枠を超え、「食」をテーマにした新たな観光拠点へと生まれ変わるプロジェクトを始動しました。取り組みを手がけるのは、ブランディング・組織開発を専門とする株式会社イマジナです。彼らはすでに、多くの地域資源の可能性を引き出す実績があり、このプロジェクトでもその経験を最大限に活かしています。
リブランディングの狙い
今回のプロジェクトでは、ゴルフ場の利用価値が高まるよう、食と地域を結びつけた「ガストロノミー」をテーマにしています。というのも、多くの人々がゴルフ場に抱く食のイメージはあまり良いものではなく、「味が平凡」という先入観が強いからです。しかし、最近実施されたメディア・インフルエンサー向けの試食会では、参加者の約60%が「ゴルフ場の食事イメージが覆った」と回答し、高得点を記録する結果となったのです。
この試食会には、インフルエンサーや札幌観光大使、メディア関係者、プロゴルファーといった多様な層が集まり、総勢50名以上が参加しました。リブランディングの核となる「Unite in Green」というテーマのもと、自然、食、そして人とのつながりを体感しました。
驚きを生む食の体験
アンケートでは、参加者からの反響が非常に好評でした。「ゴルフ場の食事は平凡」という固定観念を打破し、驚きのスコアを記録したことは、今回の試食会の成功を象徴しています。また、多くの参加者がSNSで自発的にその体験を発信し、話題にしました。「オマール海老を飲む一杯」「人生で一番濃い海老ラーメン」といった印象的なキャッチコピーが生まれ、SNS上での拡散が進みました。
特に神保町の名店監修による「海老丸らーめん」が、参加者から圧倒的支持を受け、圧倒的1位の人気を誇りました。その高い支持率(43%)からも、食材の質や新鮮なアイディアが、施設への期待感を高めたことが伺えます。
「目的地」としての進化
札幌カントリー倶楽部は、年間13万人以上の来場者を迎える北海道の名所を目指していますが、そのためには「訪れる理由」を創出する必要があります。イマジナは、この広大な緑の資産を「地域と人が響き合う場所」に変えるために、体験を重視したブランディングを進めています。
試食会のフィードバックは、料理の質だけでなく、接客や空間演出といった体験の細部まで含まれ、それを改善することで、単なるゴルファーのための場を超えた、より多くの人にとってのデスティネーション価値を高めることを目指しています。
日本の地域資源を世界基準へ
こうした取り組みは、ゴルフ場に限らず、日本全体の地域資源の価値を見つめ直すチャンスと捉えています。現在、日本の多くの地域資源は、集客や価値の低下に悩む状況にあります。イマジナが掲げる「体験価値の再設計」は、他の地域資源にも応用できるものであり、全国各地の地域再興に貢献できると信じています。
私たちは、このモデルを全国規模で広め、さらには海外からも人々が集まる「誇り高き観光の目的地」として札幌カントリー倶楽部を育て上げていく所存です。
私たちの目指すのは、観光地として認識されるだけでなく、訪れる人々が特別な体験を持ち帰れる場所になることです。札幌カントリー倶楽部は、これからも地域社会と融合し、より多くの人々に愛されるスポットを目指して進化を続けます。