2025年秋の建設業Web講座でBIMの新時代を切り開く基調講演へ

2025年秋の建設業実践Web講座：BIMの新たな扉を開く基調講演

はじめに

2025年10月15日から17日まで、オンラインで開催される「建設業実践Web講座2025秋」にて、株式会社フローワークスの代表取締役・横関浩が基調講演を行います。本講演は、建設業界におけるBIM（Building Information Modeling）の普及と活用支援をテーマに、当日10月15日（水）10:45～11:15の時間帯に行われる予定です。参加費は無料で、全国どこからでも申し込みが可能です。講演への申し込みは、事前に行う必要がありますので、締切は10月9日（木）17:00までとなっています。

基調講演の内容

近年、日本国内では大手から中堅の設計事務所でRevitの使用が増加していますが、プレゼンテーション段階や基本計画フェーズではVectorworksを利用する例が多いのが現状です。このように、両者の活用が進む中で、設計現場にはワークフローの断絶が生じており、これが大きな課題となっています。本講演では、建築設計事務所、内装・店舗設計会社、ゼネコンのBIM部門、及び教育機関の皆さんを対象に、VectorworksとRevit、それぞれのツールの利点を活かしつつ、欠点を補完し合う設計環境の構築を目指します。

具体的には、最新の運用事例や技術支援のアプローチを共有し、設計プロセスにおける二度手間を無くすための効率的な方法について具体的に考察します。これにより、参加者が自らの業務に役立てるためのヒントや知識を得られる機会を提供します。

講演者プロフィール

基調講演を担当する横関浩氏は、建築士の資格を有し、現在は株式会社フローワークスの代表取締役としてBIMの普及に注力しています。また、建築設計事務所「スタンズアーキテクツ」の代表も務めており、設計者としての豊富な経験を生かして多くの現場の課題解決に取り組んでいます。特にVectorworksを活用したBIM導入支援に注力しており、日本の建築業界に適したリソースやテンプレートの開発を進めています。

講演の中では、彼のこれまでの活動に基づく実践的な知識についても触れられ、参加者にとって大変有意義な時間となることでしょう。

株式会社フローワークスについて

株式会社フローワークスは、2018年12月に設立され、愛知県名古屋市を拠点にBIMの普及とその活用支援に力を入れています。「BIMを誰もが簡単に」というビジョンのもと、設計環境の向上を図るため、デジタル設計インフラの構築を進めています。中小設計事務所から国土交通省やUR都市機構のプロジェクトまで、幅広く対応したテンプレート作りに取り組んでいます。

最近では、GX（グリーントランスフォーメーション）関連の取り組みも進めており、省エネ計算やライフサイクルアセスメントを含むBIM導入支援に力を注いでいます。これにより、国の建築DX・GX戦略とも連携し、建築業界全体の効率化と質の向上に貢献しているのです。