KOALA Techが1億5000万円を調達
株式会社KOALA Techは、九州大学の最先端有機光エレクトロニクス研究センターで開発された有機半導体レーザーダイオード(OSLD)技術の実用化を目指して、その成長を加速させるために合計1億5000万円の資金を調達しました。この資金は、Beyond Next Ventures、Sony Innovation Fund、QBキャピタル、田中藍HDから提供され、これまでの研究開発の基盤を一層強化するための重要なステップと位置付けられています。
KOALA Techは、2019年度に実施したシードラウンドで1億円を超える資金を調達しており、これまで近赤外有機半導体レーザーのプロトタイプの実現に力を注いできました。今回の新たな資金調達によって、同社はチームの強化や潜在顧客との技術的な検討を進め、事業基盤を確固たるものにしていく所存です。
代表取締役のコメント
KOALA Techの代表取締役であるリビエル ジーン チャールズ モーリス氏は、「私たちの有機半導体レーザー技術は、バイオメトリクス、センシング、ディスプレイ、ヘルスケアなど多様な分野での応用が可能です」と話しています。さらに、「今回の資金を基に、青色から近赤外まで発光するさまざまな有機レーザー色素を利用した技術の開発に積極的に取り組んでいく予定です」と意気込みを見せています。
これにより、KOALA Techは新しいレーザーテクノロジーの市場を開拓するための基盤を整え、さらなる成長を遂げることが期待されています。
KOALA Techの未来
KOALA Techは、今後も有機半導体レーザー技術の開発に注力し、業界におけるリーダーを目指す考えです。技術力の向上とともに、顧客との連携を深めていくことで、持続的な成長を実現し、革新的な製品を市場に送り出すことを目指します。
このような取り組みを通じて、KOALA Techは次世代の光技術の未来を切り開いていくことでしょう。注目される国際的な研究機関と連携し、最先端の技術革新を推進することが期待されています。
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