TOASUが外国人ビジネス能力検定を強化
株式会社TOASUは、日本ビジネスマナー教育株式会社から外国人向けビジネス能力検定試験関連事業を譲受することを発表しました。これにより、TOASUは外国人材の定着と戦力化を支援する新たなプログラムを開始します。特に、2026年から施行される「育成就労制度」を見据えた施策が展開されます。
新たな試みとは?
TOASUは、学研グループの一員として、運営する「学研にほんごキャリアスクール」において、日本ビジネス能力認定協会が主催する「外国人実務能力検定(PATF)」の提供体制を強化し、企業研修や教材提供も行っていきます。この取り組みは、日本語教育の枠を超えて実務能力の可視化や、企業の受け入れ体制の構築を目的としています。
2026年は、これまでの「技能実習制度」に代わり外国人をプロフェッショナルとして育成する「育成就労制度」が始まる重要な年です。TOASUは、教育機関から企業までを対象にした包括的な支援体制を築き、外国人材の活躍を実現するという大きな目標を掲げています。
直面する課題とその解決策
現場では、外国人が日本の社会やビジネスマナーを理解するための障壁が存在します。相互理解の欠如が職場環境を悪化させる要因ともなり得るため、TOASUは日本語教育に加えて、日本のビジネス習慣やマナーを正しく学ぶ機会を提供する方針です。これにより、外国人材が自国の文化を尊重しながら日本の社会に適応し、信頼される存在となることを目指しています。
特に注目すべきは、TOASUが提供する日本のビジネススキルを習得できる環境です。大学や専門学校へは、PATFを通じて実務能力を可視化し、日本企業が求めるスキルを身につける支援を行います。また、企業には、日本語と実務能力の両立を図り、教育負担を軽減しながら早期の戦力化を実現するプログラムを提供します。
新サービスの内容
TOASUが展開する「学研にほんごキャリアスクール」の新サービスは、以下の要素で構成されています。
1.
外国人実務能力検定(PATF):
日本のビジネス社会に必要なスキルを測定するこの検定は、初級からマネジメント層まで対応し、日本の職場で必要な対応力を数値化します。
2.
公式テキストの販売:
日本文化やビジネスマナーを学習者の日本語能力に合わせた構成で販売し、就職対策や新人教育に活用できます。
3.
受け入れ企業向け研修:
日本人従業員と外国人材が共に働ける環境を整え、相互理解を促進するための研修を提供します。特に、異文化間コミュニケーション研修といった重要な要素が含まれています。
4.
社内講師養成講座:
外部のリソースに依存するのではなく、企業内で教育ができる体制を構築するサポートを行います。
無料オンラインセミナーの開催
TOASUは、留学生の就職支援を担う教育機関関係者を対象にしたオンラインセミナーを開催します。ビジネス現場で必要とされる日本語力をどう育てるかに焦点を当てた内容で、参加は無料です。このセミナーでは、PATFの活用法や教育準備に関する具体的なガイドが提供される予定です。
まとめ
TOASUは、約80年の教育事業の経験を基に、外国人材が日本で安心して働ける環境づくりに貢献していきます。外国人の能力を最大限に引き出し、共に日本社会をより良くするパートナーとしての役割を果たすことで、真の「共生」の実現を目指しています。TOASUの包括的な支援プログラムが、外国人材にとって日本での新しい可能性を開くことを期待しています。