中国義烏マーケット博覧会での成功
2024年11月13日から14日の2日間、中国の義烏で開催された「2024年中国義烏輸入商品博覧会」において、株式会社オークファンの連結子会社である傲可凡(海南)网络科技有限公司が日本館ブースを出展しました。この博覧会は、世界最大規模の卸市場であり、毎年多くの企業が集い、新商品の展示や商談が行われる重要なイベントです。
日本館ブースの展示内容
今年は、約600点の化粧品、衛生用品、日用雑貨が展示され、来場したバイヤーの関心を引きました。会場には約7万人のバイヤーが集まり、在庫を持たない小売業者から卸業者まで、多くの参加者が商談を行う機会を得ました。オークファンのブースにも数多くのバイヤーが訪れ、結果として100件以上の商談が成立しました。これにより、商談後には具体的な見積もり作成に移行し、正式な取引へと進める見通しです。
出展の背景と戦略
オークファングループは、日中間の貿易を効率化するための施策として、二年前から様々な展開を進めています。特に2023年8月には、義烏マーケットを運営する浙江中国小商品城集团股份有限公司と連携を深める「戦略的パートナーシップ」を結び、中国市場への日本商品の輸出を強化する取り組みに力を入れています。
また、2024年5月には日本メーカー約60社の商品を展示する「日本国家館」をオープンし、言語や物流コストなど日本メーカーが抱える課題を解決するBtoB輸出プラットフォームを構築しました。このプラットフォームにより、多くの日本メーカーが中国市場に参入できる体制が整えられ、多様な商品展開が実現可能になります。
今後の展望
博覧会の成功を受け、今後もオークファングループは浙江中国小商品城集团股份有限公司との連携を強化し、シームレスな日中貿易のインフラ構築に注力します。卸売市場のグローバル化を進めながら、国内市場だけでなく世界市場でもリーディングカンパニーへと成長を続けていく方針です。
オークファングループの理念
オークファングループは、「RE-INFRA COMPANY」として、社会のさまざまな「RE」を統合した唯一無二の再流通インフラを構築することを目指しています。国内での300兆円規模、そして海外を含めると数千兆円規模に達するといわれるBtoB卸売市場のデジタル化、DX化を進めることで、業界の発展に貢献し、さらなる成長を追求していきます。私たちの取り組みが、日本と中国の貿易を発展させる一助となることを期待しています。