ガリレイグループ、研修開発拠点「バリューアップセンター」を設立
ガリレイ株式会社は、2027年3月に大阪市に「バリューアップセンター」を新設することを発表しました。この拠点は、研修と開発を行うための重要な施設であり、その設立に先立って地鎮祭を2025年10月7日に執り行いました。このプロジェクトは、若手社員の専門知識を強化し、即戦力を育成することを目的としています。
バリューアップセンターの計画
新たに建設されるバリューアップセンターは、敷地面積2,148㎡、延床面積4,675㎡の鉄筋コンクリート造の7階建てです。投資額は約36億円と見込まれており、主に研修所、執務所、宿泊施設、共同住宅が設けられる予定です。この施設では、製品の基礎知識を学び、修理・メンテナンスや施工技術を実習するプログラムが提供されます。
人材育成の重要性
日本全体で技術者の高齢化や若年層の離職率の増加といった問題が広がっていますが、特に冷凍冷蔵技術の育成は食のインフラを支える上で極めて重要です。ガリレイアカデミーはこの課題に対応するために設立され、約1.5か月のオリエンテーション期間を通じて実践的なスキルを学生に提供しています。国家資格である第三種冷凍機械責任者や第二種電気工事士の資格取得も支援しており、次世代の冷凍技術者を育成する場として期待されています。
地鎮祭の様子
地鎮祭にはガリレイ株式会社の代表取締役社長・福島豪氏をはじめとする関係者が出席し、建設に向けた祈りを捧げました。この儀式は、プロジェクトの成功を祈念する意味も含まれています。
施設の活用と今後の展望
バリューアップセンターは、社内の人材育成だけでなく、将来的には外部の人材や企業にも開放し、業界全体の技術者不足の解消に寄与することを目指しています。このようにして、ガリレイグループは新たな技術者の育成と業界全体の底上げに貢献していく考えです。
まとめ
クオリティの高い技術者育成を目指すガリレイ株式会社の新たな取り組み、「バリューアップセンター」。冷凍冷蔵分野での技術革新はもちろん、次世代の人材育成に向けた先進の試みとして、今後の展開に注目が集まります。