茨城の新たなブランディングサービス「BANSO」
茨城県のデザイン事務所、株式会社トランクが新たに立ち上げたブランディングサービス「BANSO」。このサービスは、企業の経営課題を深く掘り下げ、その企業に合ったコンセプトとデザインを提供することを目的としています。トランクは、11月から新社屋に移転し、専用のワークショップルームを設けて本格的にこのサービスを開始します。
BANSOが目指すもの
BANSOは、クライアントが自社の課題に向き合うための時間を提供する場面で活用されます。特に中小企業に多い「自社の価値や理念が伝わっていない」「短期的な目標に追われ、長期的なブランディングの方向性が見えない」といった悩みに対して、コンセプト(あり方)とデザイン(やり方)を一貫して提供する点が特徴です。すでに2022年のサービス開始以降、12社の地元企業が活用し、新規事業や商品開発での成果を挙げてきました。
BANSOの具体的なプロセス
BANSOでは、次のようなステップでブランディングを進めます。
1.
トップヒアリング - 経営者やプロジェクト責任者から、ブランディングで達成したい目標や期待を聞き取ります。
2.
ワークショップ - プロジェクトメンバーが集まり、経営課題や改善点を見つけ出し、会社の現状を深く理解します。このワークショップは通常、3回程度行われます。
3.
ブランドコンセプト作成 - 発見した気づきを「ブランドコンセプト」としてまとめ、今後のデザインに活かします。
4.
デザイン提案 - ブランドコンセプトに基づき、ビジュアルデザインの制作へと進んでいきます。
このように一貫したプロセスを経ることで、企業に最適なブランディングを実現します。
新社屋でのワークショップルーム
新社屋に設けられるワークショップルームは、経営者や社員が本質的な課題に集中して向き合うための特別な空間です。これまではクライアントのオフィスでワークショップを行っていましたが、来客や電話での中断が多く、生産的な議論が難しかったため、この専用ルームが設置されました。
この空間では、電話や業務の中断がない状態で経営課題やビジョンについて深く話し合うことができます。また、参加している経営者や社員にとっても、自社の課題に向き合うための特別な時間となるでしょう。
BANSOから生まれた実績
BANSOを通じて誕生したプロジェクトの一例として、株式会社今橋製作所の初のBtoCプロジェクト「hikiZAN」があります。「未知」を切り出すというブランドコンセプトを掲げ、ロゴデザインやプロダクトプロデュース、サイト作成を行いました。さらに、成島建設株式会社やカーレポ株式会社といった企業とのプロジェクトでも、独自のブランドコンセプトやデザインが誕生しています。
まとめ
株式会社トランクが提供するBANSOは、茨城県内で唯一のブランディングサービスとして、企業の経営課題に真摯に向き合います。このサービスを通じて、地域の中小企業が持つ優れた技術やサービスがより多くの人々に認知されることを目指しています。もしブランディングや経営に関する悩みがあれば、ぜひお問い合わせしてみてください。トランクは、企業の「純度を高める」と公表し、その実現に向けて邁進しています。