メルカリスタジアムで革新的なEV充電インフラを実現
2025年11月19日(水)、鹿島アントラーズが運営するメルカリスタジアムが新しいエネルギーの時代に向け、大規模な電気自動車(EV)用の充電器を設置します。これを機にスタジアムの駐車場が地域の充電インフラとなり、環境に配慮した取り組みが進められることになります。この充電器は、日本国内のスポーツ施設としては最大規模となる6kW出力の普通充電器を24口導入します。
地産地消のグリーンエネルギーを活用した持続可能なモデル
今回の充電器設置にあたり注目すべきは、そこで使用される電力が「地産地消型の再生可能エネルギー」に基づいていることです。これにより、EV充電を行う際にもCO2を排出しない「ゼロエミッション・チャージ」を実現します。また、国の目標である「2030年までにEV充電器を30万口設置」に向け、特に地方や郊外における充電インフラの整備が期待されます。
日本政府によると、都市部に比べて地方地域ではEV充電器の整備が遅れており、この問題へのアプローチが求められていました。メルカリスタジアムはこのニーズに応えるべく、先進的な充電環境を設けることになったのです。
クリーンな電力の利用を地域に広める
スタジアムの駐車場は、地域住民が日常的にアクセスできる充電ステーションとして開放されます。この新しい取り組みを通じて、地元で生まれたクリーンな電力を地域の人々にも利用してもらうことで、EV普及が促進されることが期待されています。また、これによりEV利用者が抱える「充電スポット不足や航続距離への不安」の解消にも寄与します。
スポーツイベントでも利用できる充電インフラ
鹿島アントラーズの試合やイベントの際にも、駐車場の利用制限がない場合には充電器が利用可能です。メルカリスタジアムで充電を行うことで、利用者は地域で生まれたクリーンな電力を享受できるため、化石燃料由来の電力を使用する一般的な充電との差別化が図れます。このような充電インフラの導入は、クラブが掲げる「ホームタウンから、サステナブルな未来へ」という理念に基づいており、地域への貢献につながります。
EV充電器設置情報
- - 設置場所: メルカリスタジアム G駐車場(12口)、V駐車場(8口)、D駐車場(4口)
- - 設置口数: 24口(6kW出力・普通充電器)
- - 利用料金: 1時間あたり300円(税込)
- - 利用可能時間:
- V/G駐車場: 8:30~17:00(全日)
- D駐車場: 8:30~22:00(平日)、8:30~18:00(土・日・祝日)
- - 利用方法: スマートフォンのQRコードを使って、アプリ不要でシンプルに利用可能(ゲストモード対応)。各種キャッシュレス決済にも対応しております。
未来の持続可能な社会を目指す
鹿島アントラーズは、この充電インフラの設置を通じて、持続可能な社会の実現を目指した活動を強化していきます。環境負荷を軽減するための道筋を示すことで、地域社会の発展にも貢献していく所存です。これからの取り組みに注目が集まります。