新造船「けやき」
2025-04-29 14:17:16

新日本海フェリーが新造船「けやき」の命名進水式を実施

新日本海フェリーが新造船「けやき」を命名



2024年に就航予定の新造船「けやき」の命名進水式が、四月二十九日に三菱重工業株式会社下関造船所で開催されました。これは新日本海フェリー株式会社(土屋社長の本社:大阪市北区)によるプロジェクトで、命名式には著名なソプラノ歌手の田中彩子さんが参加しました。彼女が支綱切断を行うと、華やかな儀式の幕が上がり、新しい船の登場が祝福されました。

「けやき」という名付けの由来は、京都府舞鶴市の市木である「けやき」に由来します。この樹木は強靭に生育し、大地に深く根を張る姿から、新しいフェリーが観光と物流の重要な架け橋となる期待が込められています。

最先端の船型と省エネ技術



「けやき」は、国内フェリーとして初めてダックテールを採用した省エネ船型を持ち、従来船と比べて約5%のエネルギー削減が可能です。その設計にはアンチローリングタンクとフィンスタビライザーが統合され、波の揺れを抑える新しい減揺システムが導入されています。これにより、快適な航行が実現され、環境にも配慮した設計となっています。

船内設備の充実



この新造船は、気軽に楽しめる船旅を実現するため、特に船内設備にこだわっています。三層吹き抜けのエントランスやシースルーエレベーターを搭載し、船首部分には二層吹き抜けのフォワードサロンを用意して、開放感あふれる空間を演出。食事を楽しめるレストランでは、海の景色を見ながらの食事が楽しめるほか、最上階には露天風呂も完備され、旅の疲れを癒すと同時に日本海の爽やかな風を感じることができます。

さらに、多様なビジュアルコンテンツが楽しめる多目的ルームもあり、旅の思い出を彩る素敵な体験が待っています。

多彩な船室の種類



「けやき」では、宿泊施設も多様に整備されています。オーシャンビューの浴室を設けたスイートルームや、専用テラス付きデラックスルーム、さらに家族旅行にも適した和洋室など様々なタイプがあります。また、愛犬とともに旅行を楽しむためのウィズペットルームも完備されており、ツーリストクラスにはプライベートな寝台が提供されているため、全ての乗客に快適な旅を約束します。

船の基本情報


  • - 全長: 199.0m
  • - 総トン数: 約14300トン
  • - 主機: 8540kW×4基
  • - 航海速力: 28.3kt
  • - 積載台数: トラック約150台/乗用車約30台
  • - 旅客定員: 286名

この「けやき」は、舞鶴-小樽航路にラグジュアリーな旅行体験をもたらし、期待を超える旅の楽しみを提供すると確信されています。


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会社情報

会社名
株式会社SHKライン
住所
大阪府大阪市北区梅田2丁目5番25号梅田阪神第一ビル15階
電話番号

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