影山グループ、M&Aで鋳造事業の拡大を宣言
2026年9月11日、三重県桑名市の『ナガシマリゾート ホテル花水木』にて、影山グループの初の経営方針発表会が行われる。この発表会には、金融機関や取引先、グループ従業員など約150名が参加予定となっている。
鋳造業の未来を語る
発表会の内容は多岐にわたるが、特に注目すべきは、大洋産業を中心とした東海地域の鋳造連携構想や、製造業における人材不足への対応策だ。影山グループは、後継者難に直面している中小製造業をM&Aを通じて再成長させる仕組みを構築していることで、業界の発展に寄与しようとしている。
影山グループの代表取締役、影山彰久氏は「製造業を取り巻く環境が変化している中、グループとしての強みを活かし、技術や事業を継承することが重要だ」と述べており、特に東海エリアの鋳造業が持つ潜在能力に期待を寄せている。
なぜ桑名での開催なのか
今回、発表会が桑名市で開催される理由は、影山グループの鋳造事業拡大にある。大洋産業を中心に、小出鋳造所や三協鋳造所と連携しながら、地域に根ざした展開を進めている。自動車や工作機械など、多様なニーズに応えることで、地域の製造業の活性化を図っている。
企業再生の具体事例
影山グループは、静岡県沼津市に本拠を置く製造業を中心とする企業グループで、毎年1社以上のM&Aを実施しており、現在は9社体制へと成長。多様な製造事業を展開する中で、技術や設備を共有し連携している。特に、DX推進のために開発された製造現場特化の日報アプリ「ニッピ―」は、業務効率を大幅に向上させる要因となっている。
影山グループは、3Kと言われる製造業の厳しいイメージを払拭し、毎年の新入社員採用の増加を果たした。入社希望者を最大で月間200名とし、地域の人材確保に成功している。
未来へのビジョン
今後も影山グループは、M&Aを通じて優れた技術やノウハウを継承し、持続可能な成長を目指していく。特に、ハイリスクハイリターンを伴う製造業の再生に向けて、地域に根差した事業構築を進めていくことが求められている。今回の発表会では、その具体的な戦略についても提示される予定だ。
影山氏は「我々の取り組みが、東海地域の製造業の未来を切り開く一助となれば嬉しい」と語る。今後の影山グループの展開に注目が集まる。
影山グループについて
影山グループは、製造業を中心とした企業グループで、後継者不足に悩む中小企業のM&Aによる承継を実施している。2020年以降、毎年約10億円の売上増加を達成し、2025年には総売上約80億円、従業員数は約320人を目指している。鋳造事業だけでなく、建築鉄骨や金属加工等、広範な製造業を手掛け、多岐にわたる業種での事業展開を行っている。
影山グループの取り組みにより、製造業の魅力が再評価され、新しい人材が育成されることを期待したい。