見積書の実態調査
2025-01-10 14:03:23

BtoB企業の見積書実態調査から見えた真実とは?

BtoB企業の見積書実態調査結果



はじめに



ビジネスの世界では、見積書は非常に重要な要素となっています。発注者と受注者の信頼関係を築き、商談をスムーズに進めるために欠かせないこの書類の実態を明らかにするために、株式会社ワンズマインドが実施した「BtoB企業における見積書の実態調査」の結果をお伝えします。本調査は2024年7月30日から8月27日までの間に行われ、101件の有効回答を得ました。調査の詳細とともに、現状の見積書作成を巡る実態を探ります。

調査の概要



本調査では、比較ビズというビジネスマッチングサービスを利用しているBtoB企業が対象となりました。「比較ビズ」は、承認を得た受注者と発注者をつなぐ役割を担っており、調査は受注者の管理画面を通じたアンケート方式で進められました。結果的に、以下のような項目が調査されました。

  • - 見積書の作成状況
  • - 提案見積書の数
  • - 支払形態の傾向
  • - 見積金額と実費の差
  • - 納期や時期の影響に関する見積金額の変動

見積書の作成状況



アンケート結果によると、見積書を「必ず作成する」と回答した企業は39.6%、また「基本的に作成する」という企業が48.5%に達しました。このことから、ほとんどのBtoB企業が見積書を重視し、商談に臨んでいることがわかります。一方で、「基本的には作成していない」という企業は8.9%、全く作成していないという声も3%存在しました。この結果は、業界における見積書の重要性を裏付けています。

提案される見積書の数



見積書を作成した企業に対して、何通の見積書を提案しているかを尋ねました。74.5%が「1つの見積書を提案」と回答しており、複数提案を行う企業は少数派であることが明らかになりました。これは、ビジネスの成約を目指す中で集中して提案を行う傾向があることが示されています。

支払い形態の理解



支払い形態に関する質問では、「全額後払い」が41.8%、「前払いと後払いの併用」が45.9%と、柔軟な支払い方式が主流であることがわかりました。全額前払いを選んだ企業は12.2%でした。これにより、BtoB取引における資金の流れが多様化していることが示されています。

見積金額と実費の関係



見積額と実際の支払いに関する調査では、77.6%が「見積額と同等になる傾向がある」と述べました。見積額が実際の支出に影響を与えないという見方が強いことを示しており、この点も注目です。

納期と見積金額の影響



納期に関する見積金額の変動を調査したところ、「短納期で高めに設定する」という回答が22.4%、また「短納期で高めに設定することがある」という企業が37.8%に達しました。このデータからも、納期が見積金額に与える影響が大きいことが伺え、発注者側での予算設定が重要であることが強調されます。

まとめと今後の展望



今回の調査からBtoB企業における見積書の現状が明らかとなり、信頼性や納期の重要性が強調されました。株式会社ワンズマインドは今後も、「比較ビズ」を活用したさまざまなアンケート調査を行う予定です。興味のある法人企業は、今後の調査結果やデータ提供を通じて必要な情報を集めることができます。ビジネスシーンの多様な情報を把握するため、気軽にお問い合わせいただければ幸いです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社ワンズマインド
住所
東京都新宿区西新宿2-3-1新宿モノリスビル 13F
電話番号
03-6278-9292

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。