医療研究者必見!新たに登場したPUBMED日本語版風サイトとは
研究者にとっての情報の宝庫、PUBMED。これは医学、薬学、ライフサイエンスに関連する論文や文献が収集され、公開される巨大な情報サイトです。このウェブサイトはアメリカにある国立医学図書館(NCBI)によって運営されています。しかし、これまで多くの日本の研究者が直面していたのは、英語版しか存在しないという残念な現実でした。
そのような状況の中、とうとう日本語版が登場するのか? と多くの期待を集める中、株式会社ロゼッタが9月17日(火)に、PUBMEDの日本語版に見せかけたお試し訳サイトを公開しました。この新たなウェブサイトは、以下のURLからアクセスできます。
http://pubmed.jukkou.com/
高精度翻訳機能を活用した新しい翻訳サイト
このウェブサイトの正体は、実はPUBMEDの正式な日本語版ではなく、株式会社ロゼッタが開発した翻訳機の性能を試すためのお試し訳サイトです。機械翻訳を用いて生成された訳文であるため、完全な精度は保証されていませんが、自然な日本語に仕上げられています。
利用者は、日本語のキーワードを入力するだけで、情報サイトのように膨大な量の検索結果を得ることができます。現在このサイトには、25万本の論文が表示されており、これはPUBMED本体が保有する直近約6か月分に相当します。今後、このデータは月間約10万本のペースで増える予定です。
使いやすく、無償で提供
特筆すべきは、当サイトが無料で利用可能であり、会員登録も必要ない点です。研究者にとっては手軽にアクセスできる貴重なリソースとなることでしょう。日本語の情報が不足している中、より多くの研究者に利用してもらうことで、学術研究の推進に寄与することを期待しています。
今後の展望
株式会社ロゼッタは、今回の翻訳機を活用した試験サイトの運営を通じて、機械翻訳の可能性がどれほど広がるかを示したいと考えています。日本の研究者が英語文献に依存せずとも、より多くの情報に簡単にアクセスできる未来を目指していくでしょう。公式な情報提供ではないとはいえ、このサイトから得られる情報は多くの研究者にとって貴重な資源となることは間違いありません。
この新たな挑戦は、医療研究の現場に大きな影響を与えるかもしれません。今後の展開に目が離せません。