Space Compassの新たな挑戦
2025-04-24 15:34:48

Space Compassが防衛省と光通信技術実証契約を締結、宇宙安全保障に寄与

Space Compassと防衛省の新たな契約



株式会社Space Compass(以下、Space Compass)はこのたび、防衛省と「静止軌道間光通信技術実証」事業に関する契約を結びました。このプロジェクトは、宇宙領域における把握能力の向上に寄与する重要な取り組みです。今回の実証は、防衛省・自衛隊が進める静止軌道間のデータ伝送と、宇宙安全保障の強化に向けた重要な要素となります。

静止軌道間光通信技術実証の目的



本実証事業の主な目的は、静止軌道における宇宙領域把握能力(Space Domain Awareness, SDA)を向上させることにあります。具体的には、SDA活動を通じて収集した大容量データを伝送するための光通信能力を獲得することです。この技術実証では、Space Compassが保有するGEO光データ中継衛星を利用した実証が実施されます。これにより、効率的なデータ伝送が可能となり、宇宙情報をより迅速に活用できるようになります。

Space Compassのビジョン



Space Compassは、NTTグループとスカパーJSATの合弁会社として設立されました。代表取締役の小松大実氏と堀茂弘氏がその舵取りを行っています。彼らは、「持続可能な社会の実現」というビジョンを掲げ、宇宙データセンタの構築や、次世代通信基盤(Beyond 5G/6G)の開発に積極的に取り組んでいます。このプロジェクトも、その一環として位置づけられています。

宇宙ビジネスにおける取り組み



Space Compassの取り組みは、「NTT C89」や「JSAT」といった、NTTグループおよびスカパーJSATの宇宙ビジネスのブランドの一部でもあります。これらのブランドは、最新の技術を駆使して新たな宇宙サービスの開発を進めています。特に、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)などの革新的な技術を活用し、今後もサービスの強化を目指していくとのことです。

まとめ



Space Compassが防衛省との契約を通じて進める静止軌道間光通信技術実証は、我が国の宇宙安全保障の向上に寄与する重要なステップです。宇宙領域での情報伝送能力の強化は、未来の安全保障環境において不可欠であり、今後の展開に大いに期待が持たれます。宇宙ビジネスの発展とともに、更なるイノベーションがもたらされることに注目が集まっています。


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会社情報

会社名
株式会社Space Compass
住所
東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル408
電話番号
03-6275-6877

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