企業向けファイル送信サービス「GigaCC」が新機能を追加し、セキュリティ強化を図る

住友商事の子会社である日本ワムネットは、企業向けファイル送信・共有サービス「GigaCC」に新たに「上長承認機能」を追加したプレミアムプラン「GigaCC ASP Premium」をリリースすることを発表しました。この新しい機能は、機密情報の誤送信や漏洩を防止するために設計されており、特に内部統制の強化やJ-SOX対策が求められる現在のビジネス環境において重要な役割を果たすことでしょう。

「GigaCC ASP」は、2003年からサービスを開始し、これまで金融業や製造業、通信業など多岐にわたる業種で広く利用されています。電子メールだけでは送れない大容量データを安全に送受信・共有するために、多くの企業がこのサービスを導入しています。最近のニュースでは、企業の機密情報が漏洩する事件が増えており、情報管理がますます重要視される中で、GigaCCの新機能は企業にとって極めて価値のある選択肢となります。

このプレミアムプランでは、ファイル送信時に上長の承認が必要になるため、業務の透明性が向上します。具体的には、ファイル送信を行う際に指定した上長が承認または否認する機能が加わることで、宛先を間違えるリスクや機密情報が漏れるリスクが軽減されるのです。また、承認プロセスに関しては全アクションが履歴ログとして保存され、監査にも対応した形で管理できるため、誰が、いつ、どのファイルを誰に送ろうとして、誰が承認したのかを追跡可能です。

新プランの提供には、300アカウントの利用が可能で、最大100GBのストレージが含まれています。初期費用は25万円、月額は30万円（いずれも消費税別）となっており、オプションでアカウントやストレージ容量を追加することも可能です。これは大企業や中堅企業だけでなく、情報漏洩のリスクが懸念されるすべての企業にとって、多大なメリットがあると思います。

今後、日本ワムネットはこの新機能を搭載した「GigaCC ASP Premium」の販売に注力し、特に上場企業や情報管理を重視する企業へのアプローチを強化していく方針です。セキュリティ強化のニーズが高まる中で、GigaCCの取り組みは、多くの企業に安心感をもたらすことでしょう。

GigaCCサービスに関する詳細は、日本ワムネットの公式ウェブサイトでご確認いただけます。セキュリティ対策としてだけでなく、業務効率の向上にも寄与するGigaCCに、今後も注目が集まることでしょう。