世代別に見るトランクルーム利用実態：引越しから片付けまでのニーズ

トランクルーム利用実態の調査結果

エリアリンク株式会社が運営する「ハローストレージ」は、日本全国に広がるレンタルトランクルームの一つで、実に19,967名の利用者を対象に年代別のトランクルーム利用実態を調査しました。本調査は2023年の年始から年末にかけて行われ、その結果を基に各年代のニーズや利用状況を以下にまとめてみました。

調査結果の概要

調査結果から分かった主なポイントは、年代によって異なるトランクルームの利用目的と収納ニーズが浮き彫りになったことです。まず、40代から60代の利用者は「自宅の片づけ」が最も多く、それに続く年代（20代から30代）は「引越し」の利用が目立ちました。また、10代では「趣味のスペース確保」が多く挙げられています。

年代別の利用目的

- 10代: 趣味のスペースに37.5%、以下バイクや自転車の収納が人気。
- 20代〜30代: ライフステージの変化に伴い、「引越し」が圧倒的に多く、実家からの独立などが影響。
- 40代〜60代: 自宅の片付けがメインで、特に支払い能力が高く、家の収納に困っている層が多い。

これにより、40代から60代の世代は自宅の整理整頓をするために、ハローストレージを選んでいることが明らかになりました。特に、50代などでは「リフォーム・建て替え」のニーズも見られ、より広いスペースが必要とされています。

収納物の傾向

年代別にどのような収納物があるのかも調査しました。

- 10代: バイクや自転車が最も多く、38.9%がこれを選択。
- 20代〜30代: 家具や家電が多く、引越しに伴う物の保管が中心。
- 40代〜60代: 衣類や服飾雑貨が圧倒的に多い。

特に注目すべき点は、10代の利用者のバイク・自転車に対するニーズです。盗難や直射日光から守るため、専用のトランクルームの利用が進んでいます。また、60代以上の人々は「本・書類」を多く収納しており、自宅での整理に苦慮している様子が伺えます。

調査からの所見

この調査を通じて、ほとんど全ての年代で「自宅の片付け」に悩んでいることが分かりました。季節やライフステージに合わせてものが増え続け、収納スペースが足りなくなっている方々にとって、トランクルームの利用が効果的だという事実は、利用促進の一助となるでしょう。

エリアリンクは「ハローストレージ」を通じて、さまざまなタイプのトランクルームを提供しています。これにより、顧客のニーズに合わせた最適な収納場所の選択が可能となります。

今後の展望

エリアリンクは、2029年末までにトランクルームの数を現在の約2倍に拡大する計画です。データベースを活用し、全国の物件開発を進め、利用者により満足いただけるサービスを提供して参ります。トランクルームの正しい使い方や最新の収納ニーズについて、より多くの情報を発信していく所存です。

さらに、バイク専用のトランクルームや他のユニークな収納ソリューションも提供予定で、利便性を向上させていく方針です。