久慈市の進化するエネルギー
2025-07-25 09:42:19

久慈市で進化する再生可能エネルギー循環プロジェクトの全貌

久慈市で進化する再生可能エネルギー循環プロジェクトの全貌



2024年7月、岩手県久慈市において重要な一歩が踏み出されます。manordaいわて株式会社と岩手銀行が中心となり進められている「久慈地域再生可能エネルギー循環プロジェクト」が本格的に始動し、地域の脱炭素化およびエネルギー自立を促進します。このプロジェクトは、太陽光発電を活用した持続可能なエネルギー供給を目指すものであり、地域の人々にとっても大きな意味を持つ取り組みです。

プロジェクトの背景と目的



近年、日本国内外での環境問題への認識が高まり、特にカーボンニュートラルの実現が求められています。この流れを受け、岩手銀行は自社の中期経営計画の一環として、地域の脱炭素化に資する事業を進めることを決定しました。このプロジェクトは、その具体的な施策のひとつであり、地元のエネルギー自立を強化することで地域経済の活性化を図ることを目指しています。

太陽光発電事業の概要



本プロジェクトの中心には、久慈市内に設置された太陽光発電所「SUNLUMO(サンルーモ)久慈夏井発電所」があります。この発電所では、年間約2,170,000kWhの電力を生成し、これはおおよそ500世帯の一般家庭が使用する電力量に相当します。地域の新電力会社「久慈地域エネルギー株式会社」を通じて、自治体や地域の事業者、一般家庭にその電力が循環される仕組みです。

また、発電所の運営はmanordaいわてと岩手銀行が行い、地域全体のエネルギー供給を効率よく行うことが期待されています。

ハイブリッド蓄電所の共同実証事業



さらに、プロジェクトには日本ガイシとNR-Power Labの協力が加わります。これにより、蓄電池を利用して再生可能エネルギーの安定供給を実現するハイブリッド蓄電所の共同実証が行われます。このハイブリッド蓄電所では、シェアリング機能を持つ蓄電池が用意されており、需要に応じて迅速にエネルギーを供給することが可能です。

顧客のニーズに柔軟に対応するためのエネルギーマネジメントシステムも導入され、地域の電力需給バランスを最適化する取り組みが進められています。

今後の展望



岩手銀行グループは、今後も持続可能な地域循環型社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利用を促進していきます。これにより、地域経済の活性化や新たなビジネスの創出を目指し、持続可能な未来を築くために貢献することが期待されています。

HYBRID蓄電所の活用により、地域におけるエネルギー自立の重要性は一層高まり、環境保護への取り組みが強化されていくことでしょう。今後の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
manordaいわて株式会社
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