ダイキ精工とasobiimが共同開催した親子向け工場体験イベントの詳細レポート

ダイキ精工とasobiimのコラボイベントレポート

2025年8月31日、愛知県小牧市でダイキ精工株式会社とasobiim合同会社による「ダイキ精工オープンファクトリー2025」が開催されました。これは親子10組を対象にした体験型プログラムで、子どもたちが“遊びながら考える”機会を提供することを目的としています。

e スポーツとものづくりの融合

イベントの初めのプログラムでは、協力型ゲーム「PICO PARK」が利用されました。参加した子どもたちは、仲間と声を掛け合いながら、相談や作戦立てを自然に行い、全員でゴールを目指しました。会場内には、子どもたちの笑顔と拍手が響き、短時間の中でも「協力して考える力」を発揮しました。こうした体験によって、グループの中での役割分担やコミュニケーションの重要性を実感することができました。

ブロックゲームで学ぶ付加価値

後半には、形によって「加工コスト」が点数に変わるブロック積みゲームが行われました。このゲームでは、親子で戦略を立ててブロックを積み上げる必要があり、難しい形を選ぶことで得点が高くなります。こうした体験を通じて、子どもたちは「加工の大変さ」「コストと形状の関係」を学びながら、技術的な理解を深めることができたのです。

工場見学でリアルな体験

続いて、参加者たちは実際の工場見学に出かけました。今回は、アルミ削り出し加工の現場を体験し、大型機械の動きや切削音、金属特有の匂いを体感しました。子どもたちは興味津々で、機械の仕組みや作業工程について積極的に質問し、実際にものづくりがどのように行われているのかを理解しました。

自分の未来を考える

イベントの最後には、ふりかえりシートが配布され、子どもたちは自身の体験を振り返りました。その中からは「難しかったけど楽しかった」「将来こういう仕事をしたい」といった声が上がり、子どもたちの好奇心や将来に対する興味が高まっていることが伺えました。asobiimの代表者、齋藤早苗氏は「遊びの延長に学びを置くことで、子どもたちが社会とつながるきっかけを作っていきたい」と語りました。

まとめと今後の取り組み

ダイキ精工の代表取締役、齋藤宏和氏も「製造業が社会を支えていることを実感してもらいたい」とコメント。今回のイベントは、地域企業が子どもたちの好奇心を刺激し、将来の選択肢を広げる重要な機会となりました。今後、asobiimでは地域企業と子どもたちをつなぐ体験型プログラムを継続的に企画し、愛知県内でのイベントも予定しています。

このように、ダイキ精工とasobiimの共同の取り組みは、ものづくりの楽しさや社会とのつながりを深める大きな一歩となったのです。