SUSTAINABLEME、特別賞を受賞
SUSTAINABLEME株式会社(京都府京都市)が、ウェルエイジング経済フォーラム主催の「Well-being & Age-tech 2025 Award」にて審査員特別賞を獲得しました。これは、超高齢社会と人口減少の進行に伴い、社会的意義と持続可能性を兼ね備えた取り組みを評価するアワードです。
wellmanagerの特徴と価値
SUSTAINABLEMEが提供する「wellmanager」は、個人やチーム、組織の健康状態を一元的に把握できるプラットフォームです。これにより、経営層は各データをもとに効果的な意思決定を行うことが可能になります。
従来のウェルビーイング関連サービスは、単なるデータの提供にとどまっていましたが、wellmanagerは実際の行動変容に向けた具体的な運用設計が行われている点が大きな特徴です。このシステムを導入した企業は、従業員の健康状態を常に把握し、その結果に基づいた施策を講じることができます。
健康経営の新たなトレンド
様々な企業が健康経営や人的資本への投資に関心を持つ中で、サーベイや制度応対が形式的であるために実際の生産性向上に結びつかないという課題が指摘されています。それに対し、wellmanagerは、体調やメンタル、業務の状態といった多様なデータを統合し、何が問題か、次にどのようなアクションが必要かを明示するのです。
これにより、経営者やマネージャーは実際の問題解決に向けた意思決定を迅速に行うことができます。ウェルビーイングを理念や福利厚生にとどめず、組織運営や経営判断まで接続できる実装力が、この受賞の大きな要因とされています。
アワードの背景
ウェルエイジング経済フォーラムの「Well-being & Age-tech Award」は、少子高齢化というグローバルな課題に向き合い、イノベーションを促進することを目的としている。本アワードや当日のイベントには、多くの行政関係者や産業界の代表が参加し、ウェルエイジングおよびエイジテックに対する関心の高さが伺えました。
今後の展開
この受賞をきっかけに、SUSTAINABLEMEは企業や医療機関、研究機関等との連携を強化し、wellmanagerのさらなる開発を進める意向です。特に、健康経営や人的資本の向上に向けて多様な応用を行い、ウェルビーイングを「測る」から「経営に活かす」まで進化させていく方針です。
さらに、国際カンファレンス「Women’s Health Beyond 2026」への出展を通じて、女性の健康とイノベーションに関し具体的な実証を行う機会も設ける予定です。このように、SUSTAINABLEMEはウェルビーイングを組織経営において重要な要素と位置付け、社会に革新をもたらすことを目指しています。
私たちの生活の質を向上させるための取り組みが、今後どのように展開されていくか、注目していきたいですね。