再生可能エネルギー活用と循環経済の未来を考えるシンポジウム開催

シンポジウムのご案内

この度、一般社団法人LCCN推進研究会が設立を記念してシンポジウムを開催します。このシンポジウムでは、Life Cycle Carbon Neutral（LCCN）の理念を基に、持続可能な社会の実現に向けた研究や情報の交換が行われます。LCCNは、再生可能エネルギーの導入や廃棄物の最適利用を通じて、循環経済の実現を目指す新しい枠組みです。

シンポジウムの詳細

- 日時: 2025年4月8日（火）15:00〜17:00
- 場所: ビジョンセンター京橋（アクセス）およびWEBによるハイブリッド形式
- 参加費: 無料（事前登録制）

当日は、LCCNの提唱者である国立環境研究所の藤井実氏が設立趣旨を説明した後、各分野の専門家がそれぞれの知見を共有します。さらに、パネルディスカッションも行われ、テーマは「LCCNがカーボンニュートラルに貢献する領域は？」です。

LCCNとは何か？

LCCNの考え方は、例えば再生可能エネルギーを利用した水素の生成からスタートします。この水素は、二酸化炭素と化合して基礎化学品を製造し、さらに廃棄過程で発生する熱を利用して石油由来製品（ゴムやプラスチックなど）を作ることを目指しています。このプロセスは、完全な循環型脱炭素社会をナルのための仕組みです。

本研究会では、従来の3R（リデュース・リユース・リサイクル）を超え、廃棄物を焼却する際に発生する熱を活用した蒸気供給や、回収した二酸化炭素を用いたプラスチック製造など、新たなカーボンニュートラル達成の方法を検討しています。産学官の連携を強化し、この理念の実現に向けて積極的に取り組んでいく予定です。