キリンホールディングス、サステナビリティ関連財務開示を日本初で実施
キリンホールディングス株式会社は、2025年度からSSBJ基準に基づいたサステナビリティ関連の財務開示を日本企業で初めて行うことを発表しました。この開示は日本語と英語の両方で実施され、一部の項目には第三者保証も取得される予定です。これによって、同社のCSV(Creating Shared Value)経営の高度化と透明性向上を加速させる狙いがあります。
先行開示の必要性
最近の資本市場では、企業の価値評価においてサステナビリティ情報への関心が高まっています。特に、2023年に開発された国際的なサステナビリティ開示基準であるISSB基準が影響を与え、2025年3月にはSSBJ基準が策定されました。これにより、プライム市場上場企業は時価総額に応じて順次、SSBJ基準に基づく有価証券報告書を作成する義務があります。キリンホールディングスでは、2013年からCSV経営を掲げ、サステナビリティに関する開示に力を入れてきました。
サステナビリティへの積極的な取り組み
特に注目すべきは、キリンホールディングスが提唱する「Innovate2035!」という新しい長期経営構想です。このビジョンは「人と技術の力でイノベーションを起こし、世界を元気にする」というもので、キリンのグローバル共通の価値観「KIRIN WAY」にも貫かれています。これらは、先駆的な開示を推進するうえでの強い基盤となっています。
ステークホルダーとのコミュニケーション
今回の先行開示は、国際的な基準と整合性が確認されており、株主や投資家に対しても透明性のある情報を提供します。これにより、サステナビリティに関連するリスクや機会の財務的影響を明示化することで、開示の信頼性がさらに高まります。開示義務化の翌年からは第三者保証が必要になりますが、キリンホールディングスは早期から一部の情報に対して保証を取得する予定です。
今後の展望
2025年度には、SCOP3についても開示を行う予定があり、2年目以降は第三者保証の取得範囲を拡大する計画です。これを通じて、キリングループはCSV先進企業としての立場を強固なものにし、社会貢献にも努めます。
開示に関する詳細は、
こちらのリンクから確認できます。キリンホールディングスは、自然と人に配慮したものづくりを通じて、「食と健康」の新たな喜びを提供し、豊かな社会の実現に向けて取り組んでいきます。