any株式会社が静岡県知事賞を受賞
2025年の秋に開催される「TECH BEAT Shizuoka 2025」において、any株式会社が静岡県知事賞を受賞しました。この受賞は、同社が株式会社テクノミックスメンテ社と協力し、現場の「暗黙知」を可視化するプロジェクトの成果を評価されたものです。授賞式では、anyの代表取締役CEO 吉田和史氏が、静岡銀行の中西勝則会長から賞状を授与されました。
TECH BEAT Shizuoka 2025とは
「TECH BEAT Shizuoka 2025」は、静岡県と静岡銀行が共同で実施する事業で、地元企業やスタートアップの共創を促進するイベントです。毎年行われる「TECH BEAT Shizuoka 2025 AWARD」では、特に優れた共同プロジェクトが選ばれます。このような取り組みは、地域産業の活性化を図る重要な機会となっています。
知識の継承とAIの可能性
受賞の背景には、製造業における「人を育てる」ための取り組みがあります。熟練技術の継承は、長年の課題であり、技術の退職などによる知識の損失が問題視されてきました。テクノミックスメンテ社との共創が示す新しいアプローチとして、anyが提供するAIナレッジプラットフォーム「Qast」の導入が行われました。
「Qast」は、単なる情報の蓄積に留まらず、AIによる検索や質問応答機能を通じて、現場に必要な情報の整備を実現します。これにより、熟練技術の継承が進むだけでなく、日常業務においても効果を発揮しています。実際には、業務マニュアルや内部規程の情報も整備されており、その便利さに現場の社員からは高い評価が寄せられています。
AIと共に育つナレッジ
授賞式では、吉田氏がテクノミックスメンテ社代表の平岡氏、同社の「Qast」導入担当の坂本氏と共に登壇し、取り組みの経過を語りました。AIである「Qast」がまるで社員の一員のように受け入れられ、現場の知識が蓄積されるたびに自らも成長しているという実感が得られることは、anyにとって非常に喜ばしい評価です。
今後も、現場と共に学び、実装する姿勢を貫き、価値あるプロダクトの進化を目指していくと述べています。また、静岡の有力企業とつながりを持つことができたことにも感謝の意を表しました。
企業情報と今後の展望
any株式会社は、新しい価値を生み出すためにナレッジマネジメントに特化し、AIを活用した「Qast」を通じて社会の課題解決に貢献しています。これまでに80,000名以上のユーザーが利用しており、製造業や建設業など様々な分野で導入が進んでいます。今後も多くの現場での課題解決に努め、新しい時代の「人を育てるAI」の実現に向けて邁進していきます。
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