新たな時代を迎える国立競技場
国立競技場が運営権実施契約をジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)と結び、新たなエンターテイメントの場として生まれ変わることが注目されています。JNSEは、この国立競技場の持つ特性を最大限に活用し、国内外から著名なアーティストを呼び込み、観客にとって記憶に残る経験を提供することを目指しています。
JNSEの3つの主な事業
JNSEは、国立競技場の運用に関して以下の3つの主要な事業に取り組むことを発表しています。
1.
スポーツ大会及び音楽イベントの興行誘致
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の知見や、最適な芝生管理を駆使して、国内外の重要なスポーツイベントを誘致するほか、有名アーティストの音楽イベントも年間20日以上開催を目指します。
2.
ネーミングライツの導入と企業支援
国立競技場には新たにネーミングライツを導入し、その販売を今年度内に開始します。企業に対してはただの広告枠提供だけでなく、ビジネス成長を促すためのマーケティング支援も行う予定です。
3.
ホスピタリティエリアの整備と運営
VIPルームやプレミアムシートを拡充したホスピタリティエリアを設け、高級感あふれる観戦体験を提供します。また、選手入場を近くで観られるコンテンツも計画中です。
スマートスタジアムの実現に向けた取り組み
2025年4月からの運営開始に向け、JNSEは「IOWN®」を導入したスマートスタジアムの実現に向けた検討も続けています。これにより、より快適で便利な観戦体験を提供し、国立競技場を訪れるすべての人々の期待を超える場にすることを目指します。
まとめ
国立競技場は、JNSEを通じて新たなエンターテイメントの中心地となるべく大規模な改革に乗り出します。国内、国外からの多くの人々が集う場所として、スポーツだけでなく音楽、ビジネス、ホスピタリティの新しい価値を提供することが、これからの国立競技場の運営の鍵となるでしょう。今後の動向から目が離せません。