都市緑化の新展開
2024-09-04 17:11:00

旭化成ホームズ、積水ハウス、大和ハウス工業が都市緑化に協働

旭化成ホームズ、積水ハウス、大和ハウス工業が都市緑化に協働



旭化成ホームズ株式会社、積水ハウス株式会社、大和ハウス工業株式会社の3社は、都市における生物多様性の保全に向けた新たな取り組みを発表しました。このプロジェクトは、国際的な目標「ネイチャー・ポジティブ」実現を目指しており、特に在来樹種に注目したことが特徴です。各社が独自のコンセプトを持ち寄り、住宅メーカー間で連携するという動きは、業界内で初めての試みとなります。

生物多様性の向上を図る各社の取り組み



各社がそれぞれ異なる樹種を使って植栽を行うことで、生物多様性の向上を促進することが期待されています。今回の協働評価では、累積して430,000本にも及ぶ樹木と350種類以上の樹種が植栽され、そのデータが可視化されています。この取り組みによって、個社の活動それぞれが生態系において互いに補完し合い、協働によって得られる生物多様性の効果が明らかになりました。

例えば、旭化成ホームズは、「まちもり」事業を通じて、多様な高さの樹木を植えることで、都市に小さな森を作ることを目指しています。一方、積水ハウスの「5本の樹」計画では、地域に根差した在来樹種を用いた造園緑化を進め、環境への配慮を行っています。大和ハウス工業は、「みどりをつなごう!」というコンセプトに基づき、様々な用途に応じた在来樹種の植栽を行い、地域の生態系に寄与する活動を展開しています。

都市の生物多様性とウェルビーイング



3社は、自然環境だけでなく、私たちが暮らす都市でも生物多様性を保つことがウェルビーイングに寄与するとの考えを持っています。そのため、積極的に在来樹種を中心とした街づくりや庭づくりを提案しており、市民たちの生活環境をより良いものにすることを目指しています。

また、今回のプロジェクトは、都市における生物多様性の評価手法としても注目されています。具体的には、各社の植栽データを基にした生態学的分析が行われ、協働による生物多様性の貢献度が科学的に評価されました。これにより、各社が独自に実施している緑化活動の相乗効果が実証された形です。

今後の展望



旭化成ホームズ、積水ハウス、大和ハウス工業の3社は、この結果を踏まえ、より多くの企業や団体に在来樹種による取り組みに賛同を呼びかけるつもりです。今後も協働して活動を拡大し、都市の生物多様性保全を加速させることを約束しています。

このように、3社の協働によって形成される新しいモデルは、生物多様性の保全の一端を担い、さらに多くの企業がこの動きに参加する契機となることが望まれます。これが実現すれば、社会全体が持続可能な発展に向かう大きな一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
旭化成ホームズ株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビルディング
電話番号
03-6899-3000

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