unerryとBeacon Bank
2016-11-01 09:04:13
株式会社unerryがビーコンシェアプラットフォーム「Beacon Bank」を資金調達して拡大へ
株式会社unerryが新たなるビーコンシェアプラットフォームを発表
株式会社unerryは、最近2億6,970万円の資金調達を実施し、ビーコンシェアを基にした近接マーケティングプラットフォーム「Beacon Bank」を今後展開することを発表しました。ビーコン技術の進化とともに、マーケティング手法も転換期を迎えている今、unerryの新しい取り組みが注目されています。
ビーコンとは
ビーコンは、BLE(Bluetooth Low Energy)デバイスの一種で、非常に少ない電力を消費しながらスマートフォンと連携できます。設置されたビーコンにより、スマホアプリはその周囲にいるユーザーに場所やシチュエーションに応じた情報やクーポンを提供できるのです。これにより、リアルなマーケティング活動が可能となります。
2020年には、世界中で約4億台のビーコンが出荷される見込みで、米国の小売業界でもビーコンメッセージから得られる売上が400億ドルに達することが予測されています。このように、ビーコンは近接マーケティングの主役としての役割を果たしつつあります。
Beacon Bankの特徴
従来、ビーコンを利用するには自社で設置したビーコンに対して自己アプリが反応するため、サービスの提供可能エリアは限られていました。この課題を克服するために、unerryが開発した「Beacon Bank」では、ビーコンを保有する企業が登録し、相互に利用可能なプラットフォームを実現します。これにより、自社が設置不可な地点でもビーコンサービスを展開できるようになります。また、他社のビーコンを利用することで新たな収益源を生み出すエコシステムも構築されています。
将来の展望
unerryは、2020年までに200万個のビーコンを登録し、相互流通を促進することを目指しています。これは日本の近接マーケティングのリーダーシップを取る大きな一歩となるでしょう。また、必要な技術特許を2016年に取得したことにより、ネットワーク効果を活用した新たな送客システムの構築も進めています。これが実現すれば、行動分析やメッセージ配信の最適化が可能となり、日本の主要エリアでのIoTインフラも充実します。
株式会社unerryについて
株式会社unerryは、リアルな行動のセンシングを通じて、人々の無意識下にある興味や習慣にアプローチするIoTプラットフォームの創出を目指しています。このアプローチにより、人々は新たな興味や関心を持つきっかけを得ることができます。「make unerring big brain」という企業理念には、環境知能都市の実現を目指す思いが込められています。実際、unerryはMCPC Award 2015の優秀賞など数々の受賞歴を持っています。
unerryが目指すビーコンシェアプラットフォーム「Beacon Bank」は、今後の近接マーケティング戦略において革新的な影響を与えるでしょう。ビジネスシーンでの新たな可能性とその展開が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社unerry
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4丁目1−1 神谷町トラストタワー 23F
- 電話番号
-
03-6820-2718