印象的な瞬間を捉えた写真展「HERO1」
2021年6月8日から13日まで、代官山ヒルサイドフォーラムで行われる写真家HIRO KIMURAによる写真展「HERO1」が開催されます。この展示では、88名の肖像をモノクロで表現した作品が披露され、人間の美しさや生命力、そしてその背後にあるストーリーが垣間見えます。
チャリティに寄付される意義
本展は単なるアートの展示にとどまらず、公益財団法人東日本大震災復興支援財団への収益寄付を目的としていることが特筆されます。観覧者が購入する図録(パンフレット)の全収益が、その支援活動に還元されるのです。
被写体との絆を表現
HIRO KIMURA氏は、被写体との間に生まれる独特な関係性を大切にしています。「私と被写体の間に生まれる摩擦を楽しんでほしい」という思いが、作品に込められています。さらに、彼はセクシャリティーや人間の多様性についても深く考察し、その視点を写真に反映しています。肖像が持つ個々の光や影は、単なる画像以上の意味を持つのです。
写真展の概要
- - 会期: 2021年6月8日(火)〜13日(日)
- - 開館時間: 10:00〜20:00(8日のみ10:00〜17:30)
- - 会場: HILLSIDE FORUM(代官山駅から徒歩3分)
- - 入場料: 無料
この300平米を超えるスペースでは、訪れる人々がじっくりと作品に没入できる環境が整っています。
高名な参加者たち
「HERO1」には、会田誠や阿部寛、イチローなど、日本の第一線で活躍する88名の著名人が被写体として名を連ねています。これらの個々のシルエットが、HIRO KIMURAの視点を通して新たな物語を描き出します。
HIRO KIMURAのキャリア
1977年に生まれたHIRO KIMURAは、1999年に渡米しスタイリストとしてキャリアをスタートさせました。しかし、被写体との深い接触に魅了され、その後フォトグラファーとしての道を歩むことになります。アシスタントとして始めた彼のキャリアは、やがて広告、ファッション、ミュージックビデオにまで広がり、シャープでスタイリッシュな作品を生み出し続けています。
結び
写真は瞬間を切り取る手段であると同時に、深いメッセージや感情を伝える力を持っています。HIRO KIMURAの「HERO1」は、単なる視覚体験を超え、人々の心に響く深い意味を提供することでしょう。ぜひ、多様な人間の物語を体感しに足を運んでみてください。