越境EC利用実態
2024-08-20 09:43:30

海外消費者の越境EC利用の実態調査結果を公開!商品の裏にある購買決断とは

越境EC利用の実態調査結果が明らかに



近年、越境EC(国境を越えた電子商取引)の利用がますます盛んになっています。特にアメリカ、中国、イギリス、そして東南アジア諸国では、日本の製品に対する需要が高まり、多くの消費者が越境ECを利用しています。そんな中、EC物流代行サービス「ウルロジ」を展開するディーエムソリューションズ株式会社が実施した調査結果が注目を集めています。

調査概要について



この調査は、20代から40代の男女800名を対象に、アメリカ、英国、中国、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイの8カ国で行われました。調査期間は2024年6月20日から7月3日で、インターネットを通じて実施されています。この結果、海外消費者の越境ECに対する様々な意見が浮き彫りになりました。

海外商品購入の方法



調査結果によると、越境ECの商材は圧倒的にECモールから購入される傾向があり、約80%の消費者がモールを利用しています。具体的には、55.6%が「ECモールで購入する」と答え、25.5%が「モールとブランドECサイトを同じくらい利用する」としています。これは、ECモールが認知のきっかけにもなっていることを示唆しています。

直面する課題



一方、ECサイトが利用されにくい理由も明らかになりました。「便利さ」を理由に59.3%、また「安さ」を理由に32.4%がモールを選んでいます。しかし、消費者の25.3%は「ブランドのECサイトがない」と回答し、20.1%は「使い勝手が悪い」と感じています。このことから、EC事業者の多くが自社のECサイトを持たずに、モールへの依存が高まっていることがわかります。

購入を見送った理由



さらに、驚くべきことに、海外消費者の約半数が「商品以外の理由」で購入を見送った経験があると回答しています。具体的には、49.8%が「配送や決済方法での問題」と言及しており、特に配送の煩雑さや限られた決済方法が、購入の離脱要因として浮上しています。

配送時間の重要性



調査では、「配送面での不満」を問うと、「届くまでの時間が長い」と答えたのは66.2%にも上りました。越境ECにおいては、リードタイムを如何に短縮するかが成功の鍵と言えるでしょう。物理的制約が多い越境ECでは、配送会社の選定や物流モデルの見直しが急務です。

まとめ



本調査を通じて、国内ECプラットフォームとは異なる海外消費者の特性が明らかになりました。根本的に、現地消費者にとって「当たり前」とされるサービスを提供することが重要です。配送や決済、サイトの利便性を向上させることで、越境ECの強みを発揮できる可能性が高まります。これから越境ECに挑戦しようと考える事業者にとって、本調査は有益な情報となるでしょう。

さらに詳しい調査結果や資料は、公式HPからダウンロード可能です。越境ECの可能性を広げる第一歩として、ぜひ情報収集を行ってみてください。


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会社情報

会社名
ディーエムソリューションズ株式会社
住所
東京都武蔵野市御殿山1-1-3クリスタルパークビル2F
電話番号
0422-57-3919

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