東京の急上昇スポット
2025-03-27 16:22:21

東京の急上昇スポット分析レポート、2024年の訪問者動向を探る

東京観光財団、急上昇スポット分析を発表



公益財団法人東京観光財団は、東京都立大学との協力により、都内訪問者の行動傾向に関するレポートVol.2を公開しました。このレポートは、都内観光スポットへの訪問者動向を把握するために実施されたもので、特に注目されるのは「急上昇スポット」を数値的に分析した点です。

人流データの活用



本レポートでは、約1900か所の観光スポットをモニタリングする「おでかけウォッチャー」のデータを活用し、2023年から2024年にかけての訪問者数の急増を狙ったスポットを分析しました。これにより、各地域の観光トレンドが明らかになり、都内6地域(中央区、港区、台東区、墨田区、練馬区、八王子市)において急上昇したスポットが特定されました。

急上昇スポットの定義



レポートでは、「急上昇スポット」を定義するために3つの分析観点を設定しました。まずは、前月からの訪問者数の増加率が50%以上であること、次に前年からの増加率が20%以上、最後に異なるジャンルのスポット間で訪問者数の変動パターンが類似している場合を考慮しています。これにより、地域における人気の傾向や流行を把握しやすくしています。

急上昇スポットの実績



分析の結果、2023年と2024年の各地域における急上昇したスポットが抽出されました。特に墨田区では、2024年中に多くの急上昇スポットが確認され、地域全体の観光動向にも大きな変化がありました。例えば、中央区の小網神社では、全国からの訪問者が増加し、特定のメディア露出により知名度が向上した影響が見受けられました。

また、港区の乃木神社も注目され、有名アイドルグループのライブイベントに伴って訪問者が短期間で増加しました。このように、著名なイベントやメディアの影響が急上昇スポットに直結するケースがいくつか見受けられました。

墨田区にある電気湯は、2023年と比較して訪問者数が約2倍に増加しており、独自のイベントの開催や映画のロケ地としての認知度向上が要因とされています。これにより、地元住民の訪問者も増え、地域の活性化につながっていることが見て取れます。

今後の展望と活用



今回の分析から得られたデータは、各地域の観光協会や自治体の戦略に活用されることが期待されます。特に、訪問者数の急増が見られたスポットに対して、さらなる情報発信やプロモーションを行うことで、地域全体の集客につなげられる見込みです。

さらに、急上昇スポットの分析を進めることで、地域ごとの特性や流行の変化に敏感に対応できるようになります。そのためには、個々のスポットについての詳細な調査や分析が欠かせません。訪問者の口コミやSNSでの言及も重要な指標です。これらのデータを基に、今後も東京の観光業界は新たな魅力を提供し続けることでしょう。

詳細なレポートは、東京観光財団の公式ウェブサイトにて公開されていますので、ぜひご覧ください。


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会社情報

会社名
公益財団法人東京観光財団
住所
東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス15階
電話番号
03-5579-2680

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