福島日産とナプロアースが手を結ぶ
福島日産自動車株式会社(本社:福島県福島市、代表:金子 與志幸)は、2025年9月16日より、株式会社ナプロアース(本社:福島県伊達市)を自身のグループ会社として迎えることを発表しました。これは、ナプロアースの強みである自動車リサイクル事業と福島日産の販売・サービス力を掛け合わせ、モビリティ社会における持続可能な発展を目指す新たな一歩です。
ナプロアースの背景
ナプロアースは、環境保全と資源循環に重きを置いて自動車リサイクル事業を展開しており、地域のニーズに合った事業運営に取り組んできました。自動車の中古部品の販売や輸出、中古車の購入・販売、自動車メンテナンスといった幅広いサービスを提供しています。同社は、福島県内外で確固たる信頼を築いてきました。
福島日産とのシナジー
今後、福島日産自動車とナプロアースは、互いの強みを活用して、より一層の事業拡大を図ります。福島日産は、自動車の販売からアフターサービスまでを提供する総合的なディーラーとしての地位を確立しています。一方、ナプロアースは、自動車リサイクルを通じて、環境に配慮した事業モデルを構築しています。この二つの企業の力を結集することによって、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた新たな取り組みが期待されます。
企業理念の共有
新企業体制においては、ナプロアースの創業者である池本 篤氏が相談役として引き続きその助言を行い、両企業が掲げる環境への配慮や地域貢献といった理念を共有し、一体となって取り組みを進めることが重視されています。
役員体制の変更
2025年9月16日付でナプロアースは新たな役員体制を発表しました。新会長には金子 與志幸氏が就任し、取締役社長には相浦 光二氏、専務取締役には川崎 真奈美氏が就任しました。これにより、会社の方針や戦略を明確化し、さらなる飛躍を目指します。
両社の未来展望
金子会長は、ナプロアースが環境保全という企業理念のもとで成長し続けてきた強みを活かすことで、新しい時代における挑戦を続けていく意気込みを語りました。
池本相談役も、自動車の販売からリサイクルまで一貫したビジネスモデルを築くことが、地域社会にとってどれほど重要かを強調しています。また、「東日本で一番のリサイクル会社になる」という夢の実現に向け、共に尽力する決意を示しました。
終わりに
この新たな企業合併は、福島地域でのリサイクル事業の発展だけでなく、持続可能な社会を目指す大きな一歩であり、地域の活性化にも寄与するものと期待されます。両社の今後の動きから目が離せません。