心を込めた手紙を届ける絵本『はっぱのおてがみ』、発売決定！

心を込めた手紙を届ける絵本『はっぱのおてがみ』

動物たちの絆を深める手紙の世界が広がる絵本『はっぱのおてがみ』が、8月29日（木）に発売されます。この作品は、秋の温かな気持ちを伝えるストーリーとして、親しみやすいキャラクターたちとともに、読者に感動をもたらします。

物語の主人公は、山の郵便屋さんであるたぬきのぽんさん。彼は日々、葉っぱでできたお手紙を動物たちに届けています。書くことや受け取ることの喜びを感じるぽんさんですが、ある日、不思議な声が聞こえてきます。「僕たちもお手紙出したい！」この声の主は一体誰なのか、物語は進んでいきます。

この絵本の魅力は、単なるお手紙のやり取りではなく、大切な人を想う気持ちが描かれているところにあります。初めてぽんさんが届けたお手紙は、真っ赤なもみじからのお誘い。しかやまさんから「もみじを見に来てね」とのメッセージが込められています。そして、おばあちゃんからのお誕生日祝いのメッセージを受け取ったこんすけくん、あかべえさんからのお便りをもらったぴっぴさんも、思わず笑顔になる瞬間が描かれています。手紙を通じて心がつながる様子は、まさに秋の宝物のようです。

メッセージを添えた特別な一冊

本書の特長のひとつとして、絵本のカバーには「葉っぱのお手紙」が印刷されており、実際にメッセージを書くことができます。大切な人に本書を贈る際に、自分の気持ちを添えてプレゼントすることで、より思い出深い一冊となることでしょう。また、同ページの二次元コードを使って、カラフルなお手紙をダウンロードすることも可能です。

さらに、巻末には絵本に登場した秋の葉っぱ図鑑も収録されています。緑や赤、黄色の美しい葉っぱを探しに出かけたくなるようなコンテンツが盛りだくさんです。読者はストーリーを楽しむだけでなく、自然と触れ合う時間を持つことができます。

著者について

本作の著者は、子どもたちに向けた暖かい物語を数多く手がけている苅田澄子さんと、繊細で魅力的な絵を描く宮野聡子さんです。苅田さんは児童文学作家としての顔を持ちながら、出版社勤務の経験も活かして、絵本に数多くの作品を提供しています。宮野さんは、女子美術短期大学で学んだ後、多くの絵本で受賞歴もある実力派の作家です。

刊行情報

絵本『はっぱのおてがみ』の発売日は2024年8月29日。定価は1,540円（税込）で、A4変型判・24ページの構成になっています。発行は株式会社世界文化ワンダーグループ、および株式会社世界文化社が担当しています。興味がある方は、ぜひ書店で手に取ってみてください。心を込めたお手紙の物語が、あなたの秋の日々をより豊かに彩ることでしょう。