宮崎牛と世界遺産
2022-10-28 08:00:01

宮崎牛が内閣総理大臣賞を受賞!フードアートで世界遺産を再現

宮崎牛が最高峰の肉として内閣総理大臣賞受賞



第12回全国和牛能力共進会で、宮崎牛が肉牛の部において最高賞である内閣総理大臣賞を獲得しました。この大会は全国の優れた和牛が集まり、5年に一度行われる歴史あるイベントです。今回は鹿児島県で開催され、参加した約500頭の中から宮崎牛が栄冠に輝きました。

宮崎牛の新たな魅力



宮崎牛の特徴的なポイントは、脂肪の質評価が行われる第7区での審査です。オレイン酸などの一価不飽和脂肪酸(MUFA)の含有量が重視されており、この脂肪が多いほど、口溶けが良く、香りが際立つとされています。つまり、これまでの「サシ」のみならず、和牛の新しい「おいしさ」の基準が導入されたことが評価されました。

この受賞は、宮崎牛が4大会連続で最高賞を獲得したことを意味しており、これは史上初の快挙です。宮崎牛はその品質の高さが評価され、全国的にもその価値が高まっているのです。

フードアートで世界遺産を再現



更に、宮崎牛の魅力を広げるため、肉を使ったフードアートが制作されました。今回は、ピラミッド、エアーズロック、グランドキャニオン、そして富士山をモチーフにした作品が公開され、すべてに宮崎牛が使用されています。総量は110.7kg、制作には約150万円がかかりました。

このアート制作にあたっては、テスト段階から各部位の配置や焼き加減を細かく調整し、見栄えを重視しました。例えば、ピラミッドはブロックの切り方に細心の注意を払い、肉の質感や表情を考慮しながら仕上げています。また、エアーズロックには特定の肉の部位が選ばれ、グランドキャニオンでは色の変化や焼き方が工夫されました。赤富士に関しても、脂身と赤身のバランスを計算し、美しい見た目を追求しました。

この過程はメイキング動画として公開されており、視聴者はその制作過程を楽しむことができます。メイキング動画はこちらからご覧いただけます。

和牛能力共進会とは?



和牛能力共進会は、1966年に始まった国の威信をかけた大会で、和牛の品質が競われます。出品される牛は、月齢別に審査が行われ、和牛の優劣が判断されます。肉質の評価は、脂肪の入れ方や体型など多岐にわたり、参加する道府県の名誉をかけて争われます。

全国の和牛のブランド価値を高めるこの大会において、宮崎牛が最高賞を受賞したことは、県内外にとって大変重要な成果となっています。これからも宮崎牛は、その品質の高さと新しい魅力を発信することで、多くの人々に愛される存在であり続けるでしょう。

宮崎牛の定義



宮崎牛は、宮崎県で育てられた黒毛和種の牛で、日本食肉格付協会による格付けで4等級以上のものが定義されています。地域団体商標に登録されており、その知名度はますます拡大しています。宮崎牛の高品質な肉は、食文化の一環として多くの人々に支持されています。今後もその美味しさと魅力が多くの方に認識されることを期待しています。

会社情報

会社名
宮崎県経済農業協同組合連合会
住所
宮崎県宮崎市霧島1丁目1番地1
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 宮崎県 世界遺産 宮崎牛 フードアート

Wiki3: 宮崎県 世界遺産 宮崎牛 フードアート

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。