近年の結婚相談所:多様な婚活がもたらす新しい出会い
結婚相談所の魅力は、結婚へ向けた真剣な出会いの場を提供している点にあります。最近、全国の1300以上の結婚相談所が加盟するTMS全国結婚相談事業者連盟が、会員の過去の恋愛や婚活方法に関する意識調査を実施しました。この調査によって、結婚相談所に入会する人々の多様なバックグラウンドや恋愛経験が明らかになるとともに、彼らがどのような思いで結婚に臨んでいるかが垣間見えました。
交際経験は十人十色:多様な恋愛遍歴
調査によると、会員の恋愛経験は非常に多様であることが分かりました。「短期間の交際をいくつか経験した」と回答した人が最も多く、男性では35.2%、女性では28.6%が該当しています。その中で、自分に合う相手を探し回る姿勢が見て取れます。実際、複数の出会いを経て、成熟した恋愛を目指している事例が多く観察される一方で、女性の30.2%は「長期間の交際経験あり」と回答。これにより、安定した交友関係を築いた結果として、結婚相談所を選択したと考えられます。
さらに、男女ともに約2割が「結婚歴あり」と述べており、再婚希望者が一定数存在することも確認されました。恋愛経験の有無に関わらず、人生の次のステージに向かって真剣に考える人たちが結婚相談所に集まっているという実態が浮かび上がります。
年代別の婚活方法:アプリから相談所へ
次に、男性・女性の入会前の婚活方法についても興味深い傾向が見られました。特に20代・30代では、マッチングアプリの利用率が高く、20代では37.7%、30代では29.1%という結果が出ています。また、全世代において「婚活パーティーや街コン」の人気も高く、20%を超えています。多くの人々が様々な出会いの手段を模索している状況が伺えます。
一方で、年齢が上がるにつれてアプリや街コンの利用は減少し、60代以上の層では24.1%が「他の結婚相談所」を活用、26.2%は「特に何もしていなかった」と答えました。この結果から、人生の節目において、より確実性のある出会いを求めて結婚相談所を選ぶ傾向が伺えます。
結婚相談所が持つ可能性
この調査から見えてきたのは、結婚相談所は恋愛の経験や婚活方法に拘わらず、「これからの人生を共にするパートナーを真剣に探したい」と願う人が集まる場であるということです。出会いから結婚へとつながる道のりについて考えさせられる貴重なデータと言えるでしょう。
マッチングアプリや街コンでの出会いに不安を抱えている人も、過去の恋愛に終止符を打ちたい人も、結婚相談所の持つ信頼できるサポートや仕組みの中で新たなスタートを切ることができるでしょう。結婚を真剣に考える方にとって、結婚相談所は「確かな出会い」への道筋を提供する現実的な選択肢です。
調査概要
- - 対象者:TMS全国結婚相談事業者連盟をご利用の会員様
- - 調査方法:インターネット調査
- - 調査期間:2025年9月18日~2025年9月28日
- - 有効回答数:2,340名(男性1,582名、女性758名)