オープンハウス福岡支社、新たな取り組みを始動
オープンハウスグループの一員であるオープンハウス・ディベロップメント福岡支社が、中古物件の買取販売事業を始めたことを発表しました。これは、今後深刻化が予測される空き家問題への解決策の一環であり、地域活性化と持続可能な不動産市場の形成を目指しています。
国土交通省の調査によれば、2030年には日本全体でなんと470万戸もの空き家が存在する見込みです。特に地方や郊外ではこの問題が深刻化しており、空き家所有者には大きなリスクが伴っています。2023年には、改正された空き家等対策特別措置法が施行され、「管理不全空き家」に対する行政の介入が強化されました。このため、空き家所有者は早めに管理、活用、または売却といった対策を打つ必要があります。
具体的に福岡県では335,300戸の空き家があり、空き家率は12.40%ですが、全国平均の13.84%を下回っています。福岡市や北九州市など、人口流入が続いている地域では積極的に空き家のリノベーションや新築が進んでいるものの、筑豊地域などでは人口減少に伴い多くの使われていない住宅が残っています。地域による格差が広がっている中、オープンハウスは再生可能な住まいの提供に努めていきます。
福岡支社は、幅広いエリアでの中古物件の買取再販を行い、適切な流通を促進して地域の空き家率の低下へ寄与し、所有者が抱える管理や修繕の経済的負担を軽減することを目指します。また、狭小地や変形地での建設技術を活かし、狭小住宅の買取にも力を入れる予定です。これにより、2030年の空き家問題に対して、事前に対応策を講じることで、地域社会と不動産市場の健全な発展を支援することを約束します。
オープンハウスグループとは
オープンハウスグループは、1997年に創業され、主に戸建て住宅、マンション、収益不動産など多岐にわたるサービスを展開しています。2022年には純粋持株会社化し、地域共創や環境保全活動にも注力しています。福岡においてもそのネットワークを活かし、今後の地域貢献を進めていきます。
より多くの方々に選ばれる住まいの提供を続けるために、オープンハウスグループの今後の取り組みに期待が寄せられています。