山形東高等学校がSTEMプレゼンテーションコンテストで輝かしい成績を収める
最近、日本オーチス・エレベータ株式会社主催のアジア太平洋地域大会において、山形県の山形東高等学校が見事1位を獲得しました。このコンテストは、「Made to Move Communities™(メイド・トゥ・ムーブ・コミュニティズ)」という名前で知られ、高校生たちがSTEM分野の知識を駆使して都市の移動に関する課題に取り組むことを目的としています。
参加チームの努力
日本全国から7校が応募し、最終的に選ばれた9つのチームが参加した中で、山形東高等学校の生徒たちは特に注目を集めました。彼らは数カ月にわたって、オーチスの社員からのメンタリングを受けながら、AI技術を利用した移動支援システムに焦点を当てたプロジェクトを立ち上げました。彼らの目標は、高齢者の孤立化を防ぎ、より安全で便利な移動手段を提供することでした。
画期的なアイデアに高い評価
コンテストで山形東高等学校のチームが提案したのは、AIを搭載したスクーターです。このデバイスは転倒を防止する機能があり、高齢者が安心して移動できる環境を整えています。この画期的なアイデアは審査員から高く評価され、見事に1位に輝くこととなりました。
さらに、山形東高等学校にはオーチスから20,000ドルの助成金が授与され、今後のSTEM教育プログラムの推進が期待されています。また、同大会で特別賞を受賞した札幌日本大学高等学校も、身体障碍者や高齢者に配慮したAI搭載の車いすを提案し、7,500ドルの助成金を獲得しました。
授賞式での感動のメッセージ
授賞式は各校で6月下旬に行われ、オーチスの社長であるパトリック・ヨング氏も参加しました。彼は「生徒たちの研究と提案は、地域社会に大きな影響を与える可能性を秘めています。今後も若年層のSTEM分野への関心を育み、才能を開花させる機会を提供していきます」と語り、参加した生徒たちを激励しました。
山形東高等学校の生徒代表である武田篤郎さんは、「やってみたいと声をあげ、助けを求めれば、社会は必ず応えてくれる。私たちはその経験から未来の希望を感じました。この成果はオーチスの社員の皆様のおかげです」と感想を述べました。
次世代リーダーの育成
「Made to Move Communities」は、2020年からスタートしたプログラムで、STEMスキルの向上を目的とした多くの活動が行われています。毎年、テーマに基づいて生徒たちがプロジェクトを提出し、世界の優先課題への解決策を模索しています。今年は、AIに関連する提案が求められ、参加学生たちはその技術を用いて社会の課題に挑む機会を得ました。
オーチスは今後も、参加校のSTEM教育の支援を行い、今までに多くの生徒たちに助成金を支給し、次世代の人材育成に貢献し続けることでしょう。
詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
表彰式のビデオ
オーチスについて
オーチスは、世界中でエレベーターとエスカレーターの製造、設置、保守を手がけるリーディングカンパニーです。204万台以上のエレベーターとエスカレーターを管理し、毎日数億人がそのサービスを利用しています。今後もより良い移動体験を提供するために努力していくことを目指しています。詳しくは
オーチスの公式ウェブサイトをご覧ください。