国土交通省がOECD地域開発政策会合に参加
令和7年5月16日、国土交通省の天河宏文審議官は、ポーランドのワルシャワで開催される「OECD地域開発政策委員会(RDPC)第5回閣僚級会合」に参加することが発表されました。この会合は、地域の競争力向上や国と地方の協力体制について議論を行う貴重な機会です。
この会合では、天河審議官が副議長として参加し、地域開発の重要な課題を各国と共に深堀りしていく予定です。また、分科会のデジタルセッションにおいては、議長を務める役割を果たし、特に日本が提供するデジタル技術、具体的にはデジタル3D都市モデルについて議論を展開します。
会合の詳細
開催場所と日程
- - 会場: ヒルトンワルシャワシティ(ポーランド・ワルシャワ)
- - 開催日程:
- 5月19日(月): 第5回閣僚級会合 開会式
- 5月20日(火): 全体会合・分科会(デジタル)
この会合は、OECD加盟国の政府に対して地域開発政策の提言を行う重要な場であり、約5年に一度開催されます。前回の閣僚級会合は、2019年3月にギリシャ・アテネで行われました。
日本代表団
日本からの主な参加者には、天河審議官のほか、三浦逸広大臣官房審議官(都市・住宅担当)が含まれており、各国との情報交換や政策協議を進める役割を担います。また、今会合に向けて各国代表団とも会談を行い、地域開発における国際的な課題を共に考える場を設ける予定です。
OECDと地域開発
OECDの地域開発政策委員会(RDPC)は、都市問題や地域開発政策の調査・研究を行い、各国政府に対して政策提言を行っています。特に、地域レベルでの持続可能な開発や人々の暮らしの質を向上させるための方策について、国際的な視点からアプローチしています。
今回の会合は、国際社会における日本の位置付けを強化し、世界と連携を深める重要な機会です。デジタル技術の活用を通じて、地域の活性化や持続可能な社会の実現に向けた議論を進めることが期待されています。
国土交通省は今回の参加を通じて、国際的な連携を強化し、地域開発における日本の知見を世界へ発信する役割を果たすことを目指しています。
こうした国際的な会合を通じて、日本国内の地域間競争力の強化やデジタル技術の普及が進むことを願っています。