共和電業とアプトポッドが協業、SDV時代の自動車開発競争力を加速
株式会社共和電業と株式会社アプトポッドは、自動車業界のCASE化とSDV化による変革期に対応し、クラウド計測ソリューションシステムの開発・提供に向けた協業を開始しました。
近年、自動車業界はCASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)化が加速し、新興メーカーの台頭により、従来メーカーは製品力と開発競争力の強化が急務となっています。さらに、SDV(Software Defined Vehicle)が主流となりつつある中、従来の車両開発ワークフローも大きく変化を求められています。
共和電業は、長年培ってきた確かな計測技術を、アプトポッドの高速IoT技術と組み合わせることで、クラウドを活用した遠隔化とデジタルツイン連携を可能にするデータ計測&管理ソリューションを提供します。
ソリューション概要
本ソリューションは、共和電業が提供するひずみ、電圧など各種センサやデータロガーシステムをIoTクラウドに接続することで、データ計測の遠隔化を実現します。さらに、XiLsなど、モデルベース開発へ計測データフィードバックを接続することで、有機的なデジタルツインワークフローを実現します。
これにより、試験プロセスにおける従来のオフラインでの計測と比べて、リアルタイムな遠隔計測監視と遠隔での試験データ入手が可能となり、時間短縮や工数圧縮を実現し、生産性を飛躍的に向上します。
今後の展望
共和電業は、本ソリューションを皮切りに、自動車試験分野だけでなく、運輸・交通インフラ分野、工業計測分野、環境・防災・エネルギー分野など、様々な領域において、アプトポッドの高速IoT技術を組み合わせたリアルタイムな遠隔計測・監視ソリューションの提供を目指し、協業を強化していきます。
アプトポッドは、共和電業の高品質なセンサとデータロガーをIoTプラットフォームと連携させることで、精度の高いモデルベース開発環境を実現し、高品質なデータ収集による機械学習や深層学習を用いたクラウドネイティブ技術の開発を加速させ、お客様の競争力強化に貢献していきます。
イベント展示
本ソリューションは、「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」の共和電業ブースにて展示・紹介されます。
会期:7月17日(水)~ 7月19日(金)
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
株式会社アプトポッドについて
アプトポッドは、高速双方向なデータストリーミング技術をベースに、産業向けの高速IoTプラットフォームミドルウェア、及びクライアントアプリケーションからエッジハードウェアまでワンストップに開発・提供するテクノロジー企業です。
自動車、ロボット、建機、農機など、様々なモビリティや産業機器をクラウドへリアルタイム接続し、高精細な遠隔データ収集と分析、リアルタイム監視、遠隔制御、およびデジタルツインの実現など、革新的な産業DXに貢献しています。
株式会社共和電業について
共和電業は、1949年の創業以来、75年に及ぶ豊富な経験と技術をもとに、数多くの高性能なひずみゲージや、ひずみゲージを検出素子に用いたセンサ、測定器、計測システムを自社グループで開発製造しています。
多業種にわたるお客様の様々な計測ニーズにお応えすることにより、社会と人の安全を実現し、安心で持続可能な未来づくりに貢献しています。