仙台での講演会開催について
2024年9月29日、仙台市青葉区の日立システムズホール仙台エッグホールにて、「特別な支援が必要な子どもが“子どもらしく”生きるために必要なこと ~子育てする母親の育児と仕事の両立に向けて~」というテーマの講演会が行われます。このイベントは、障がい児(者)の母親が働くための選択肢を広げることを目的としています。入場は無料で、先着80名の参加が可能です。
開催の背景
障がいのあるお子さんを持つ母親は、就業の機会が限られています。特に、医療的なケアを要するお子さんを育てる母親の中には、雇用の道が閉ざされがちな現状があります。また、働けたとしても非正規雇用にとどまるケースが多く、安定した生活が困難です。この講演会は、そうした課題を共有し、解決の糸口を見つける場として位置づけられています。
主催するのは一般社団法人Hito Reha。彼らは2021年から障がい児(者)の母親を対象にした雇用支援を行っており、この講演会を通じて仙台エリアの雇用支援におけるネットワーク作りを目指しています。
プログラム内容
講演会は二部構成で行われます。第1部では、各登壇者が自身の活動や障害者福祉に関する最新のトピックスを紹介します。地域とのかかわりや母親の就労に影響を与える情報が共有される予定です。
第2部ではパネルディスカッションが行われ、テーマに沿った議論が展開されます。主な登壇者は以下の通りです:
- - 一般社団法人Hito Reha 代表理事 横山翼
- - NPO法人UBUNTU 理事長 荒井綾子
- - 社会福祉法人あいの実 戦略企画室 阿部美穂
- - 昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員 美浦幸子(第1部のみ)
このように、さまざまな立場の専門家が集まり、障がいのある子どもたちとその母親がより良い環境で育成されるための具体的な方策について議論します。
障がい児の母親を支援する取り組み
Hito Rehaは、設立後に障がい児を持つ母親から「働きたくても働けない」という実情を聞き、約17万人の母親が同様の問題に直面していることを明らかにしました。この状況を踏まえ、Hito Rehaでは以下のような支援事業を展開しています:
- - メディア事業:在宅で行える仕事を提供し、母親が働くきっかけを作ります。
- - ベビーシッター事業:仙台市内で障がい児や発達特性のある子どもたちのケアを行い、保護者を支援します。シッターは自身が障がい児を育てた母親が担当します。
このような支援を通じて、母親たちが育児と仕事を両立できるような社会を目指しています。興味のある方は、ぜひ講演会にお申し込みください。
参加申し込み
興味のある方は、公式サイトまたは指定の申し込みフォームから申し込みを行ってください。参加人数には限りがありますので、早めのお申し込みをお勧めします。
一緒に、障がい児(者)の母親が輝ける社会を築いていきましょう!