PuRECが受賞
2021-02-04 15:57:59
島根大学発のバイオベンチャーPuRECがJHVS2020賞を受賞!
島根大学発バイオベンチャーPuRECの受賞
PuREC株式会社は、2016年に島根大学から生まれたバイオベンチャーで、2020年に開催された「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット2020」での独自のプレゼンテーションが評価され、特別賞を受賞しました。このサミットでは、90秒のエレベーターピッチ形式で最新技術や医療ビジョンを発表する場が設けられ、多くの医療関連の企業が参加しました。
PuRECが受賞した理由は、その独自の技術によって開発された高純度の間葉系幹細胞〈REC〉の臨床応用の可能性が高く評価されたからです。これにより、今後の医療製品の開発が期待されています。受賞における評価基準としては、プレゼンの技術、実用化の可能性、シーズのポテンシャルなどが挙げられています。
PuRECの技術と企業ビジョン
PuREC株式会社は、特に間葉系幹細胞の機能に注目しています。これらの幹細胞は、体内に本来存在している細胞から受け取るものであり、その特性を利用して安全かつ効果的な治療法の実現を目指しています。特に、増殖能、分化能、遊走能といった細胞機能を駆使し、さまざまな疾患に対応した細胞医薬品の開発に取り組んでいます。
同社は、国立研究開発法人や他の企業、大学と協力して、低ホスファターゼ症や関節疾患、脊椎関連疾患などに特化した研究を進めています。これまでの成果を基に、今後の治療法開発に貢献することが期待されています。
間葉系幹細胞の特徴
間葉系幹細胞は、ヒトの身体の中に自然と存在する細胞です。PuRECの創業者たちは、特に高純度な細胞を分離する独自の方法を確立しました。この方法により、ヒトの骨髄液から得られる幹細胞は、従来の方法で得られるものと比べて増殖能力、分化能力、遊走能力といった点で優れた特性を持つことが証明されています。
この技術の進展は、再生医療の分野における新しい治療法を提供する可能性を秘めており、医療の未来に新たな希望をもたらすものとなるでしょう。
受賞後の展望
受賞は、PuRECにとって大きな励みとなり、今後の研究開発への原動力になると考えられています。技術を進化させ、より多くの疾患に対する解決策を見出すことで、患者の生活の質向上に寄与することを目指しています。
今後の展開にも目が離せません。詳細については、PuRECの公式ウェブサイトやプレスリリースを通じて、引き続き情報を発信し続けることでしょう。
会社情報
- 会社名
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PuREC株式会社
- 住所
- 島根県出雲市塩冶町89-1
- 電話番号
-
0853-25-3033