企業のデータ災害対策を一新する「PVS One iDR」
株式会社MONO-Xは、新たに「PVS One iDR」を正式にリリースしました。このサービスは、IBM iを利用する企業にとって、データ災害対策の新しいスタンダードとなることが期待されています。クラウド技術を取り入れたこのソリューションは、企業のビジネス継続性を強化するだけでなく、大きな利便性も提供します。
サービスの誕生背景
近年、IBM i向けの災害対策ソリューションは、IBMが以前提供していた「iDR Express」の終了や、仮想テープ装置のコストの高騰といった理由から、適切な投資対効果が見込めない状況が続いていました。しかし、MONO-Xはこの問題に取り組むため、クラウド技術と最新のPOWERプロセッサーを組み合わせた「PVS One」を開発しました。
主要な特長
PowerVSとS3ストレージの統合
「PVS One iDR」は、PowerVSとAWS S3ストレージとのシームレスな統合を実現しました。これにより、データのバックアップは安全に行われ、災害発生時には迅速なリストアが可能となります。この利点は、運用コストの最適化とデータ保護の柔軟性を兼ね備えています。
圧縮技術の効率的利用
「PVS One iDR」では、Power10プロセッサーに搭載されている専用の圧縮技術を最大限に活用しています。zLib圧縮を使用することで、非圧縮と同等の処理時間を確保しつつ、必要なストレージ容量を最小限に抑えることができます。これにより、コストの無駄を排除しつつ、効率的なデータ管理を実現します。
簡便な運用ツールの提供
MONO-Xは、独自に開発した専用ツールを通じて多様なお客様のバックアップ要件に応じた簡単なバックアップ運用を可能にしています。これにより、運用の手間を減らし、業務の円滑化を図っています。
導入事例
具体的な導入事例としては、IBM Cloudの東京リージョンで稼働する本番環境から、大阪リージョンへのバックアップ、さらにはオンプレミス環境のデータをIBM Cloudへと電送することが挙げられます。また、将来的にIBM Cloudへの移行を検討している企業にとっては、DR(災害復旧)環境からの実利用が実現可能となり、スムーズにクラウド化を進めることができるのです。
IBMパートナーとしての確固たる信頼性
MONO-Xは、IBMのゴールドパートナーとして認定されており、2024年には「IBMパートナー・プラス・アワード」を受賞予定です。これにより、IBM iおよびIBM Cloudにおける豊富な実績を背景に、高品質なサービスを提供することができます。
「PVS One」は、お客様のニーズに応じてパートナー企業経由での再販も行っており、多様な顧客ニーズに応える体制を整えています。
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会社概要
- - 所在地: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー17階
- - 代表者: 代表取締役 藤井星多
- - 設立日: 2005年8月1日
- - 事業内容: 企業間データ連携ノーコードツール「MONO-X」の開発・提供、基幹システムのクラウド移行支援サービス「PVS One」の提供
- - URL: MONO-X公式サイト