メルシャンとコンチャ・イ・トロの挑戦
メルシャン株式会社とチリの大手ワイナリー、ヴィーニャ・コンチャ・イ・トロ社は、共同で展開する「パシフィック・リンク・プロジェクト」の第二弾商品として、赤ワイン「コンチャ・イ・トロアミシス2022」を2024年9月17日に全国で発売します。
プロジェクト概要
このプロジェクトはいわゆる日本とチリの両国のワイナリーが協業し、互いの強みを活かしたワインを造り上げる新しい試みです。「イノベーティブ」、「サステナブル」、「グローバル」、「ラグジュアリー」という4つのコンセプトをもとに、日本国内外のワイン市場で「プレミアマイズ」を目指します。
コンチャ・イ・トロアミシス2022の特性
「コンチャ・イ・トロアミシス2022」は、チリの「D.O.プエンテ・アルト」で生産されたブドウを使用しており、豊かな果実感と滑らかなタンニンが特徴です。両社のワイン造りの知見が融合し、シャトー・メルシャンのスタイルである「フィネス&エレガンス」が表現されています。
メルシャンのチーフ・ワインメーカー、勝野泰朗氏は、このワインが深みやフレッシュな果実感を持つことを強調しています。そして、ヴィーニャ・コンチャ・イ・トロのテクニカル・ディレクター、マルセロ・パパ氏は、カベルネ・ソーヴィニヨンの生産地として名高いことで、複雑で素晴らしいアタックを持つ自信作であると語ります。
市場の現状と展望
2023年の日本のワイン市場は消費者の飲酒傾向の変化により、前年比3%減少しています。メルシャンは「パシフィック・リンク・プロジェクト」を通じて、この市場の活性化を図り、ワインの魅力を再発見してもらおうとしています。
持続可能な取り組み
プロジェクトでは、環境にも配慮したサステナブルなワイン造りも推進しています。温室効果ガスを相殺するための植樹をチリで行い、カーボン・ニュートラルの実現を目指しています。
今後の展開
今後、コンチャ・イ・トロ社の販路を通じて、日本のワインがシンガポールなどの国際市場へ進出する計画もあります。これにより、新しい飲用層の開拓が期待されています。
「コンチャ・イ・トロアミシス2022」は、日本とチリのワイナリーが手を組んで生み出す新たなワインであり、両国間の文化と技術が結集された逸品となることでしょう。ぜひ、一度ご賞味ください。