田辺三菱製薬史料館の開館10周年を祝う特別展
2025年6月2日、田辺三菱製薬史料館にて、開館10周年を記念した特別展「道修町くすりのはじまり展」が開催されます。この特別展では、田辺三菱製薬が長い歴史の中でどのように成長し、道修町という地域が持つ薬の伝統を紹介する内容となっています。
歴史と地域の魅力
田辺三菱製薬は、江戸時代から続く「くすりの町」道修町に本社を構える、347年の歴史を誇る製薬企業です。道修町は、かつて国の生薬が集まる中心地として栄えていました。この土地での医薬品産業の発展は、田辺三菱製薬の成長と密接に関連しています。史料館は、そうした歴史的背景を通じて、より多くの人々に医薬品の重要性を伝える役割を果たしています。
この特別展では、田辺三菱製薬の歴史の始まりとなった「たなべや薬」に配合されていた生薬や、同社の黎明期に焦点をあてて展示が行われます。そして、医薬品の歴史がどのように続いてきたのかを深く学ぶことができる貴重な機会です。
特別展の概要
特別展「道修町くすりのはじまり展」は、2025年6月2日から9月30日までの期間、田辺三菱製薬史料館で開催されます。展覧会では、田辺三菱製薬の“くすりのはじまり”や、現代の医薬品研究へとつながる歴史がパネルや動画を通じて紹介されます。来館者には、田辺三菱製薬のキャラクター「たなみん」のグッズやオリジナルパッケージのウォーターがプレゼントされる特典もあります。
教育イベント「道修町ワークショップ」
特別展に合わせて開催される「道修町ワークショップ」では、道修町の薬の歴史を学びながら体験を通じて理解を深めることができます。6月から9月にかけて、講演や体験会が行われ、参加者は明治時代のカレー粉を再現することができるというユニークな活用法が用意されています。特に、小学生以上を対象にしており、学びながら楽しむことができます。
詳細なスケジュール
- - 日時: 2025年7月5日、8月2日、9月6日(各14:00~15:30)
- - 場所: 田辺三菱製薬本社3階会議室(大阪市中央区道修町3-2-10)
- - 参加費: 無料(事前予約が必要)
参加申し込み方法
各ワークショップは先着順で、定員は40名です。申し込みは史料館のウェブサイトから事前に行う必要があります。
田辺三菱製薬史料館の役割
田辺三菱製薬史料館は、医薬品の歴史を伝え、地域に貢献することを目的としています。2015年に開館以来、訪問者に医薬品産業の重要性や道修町の歴史を学ぶ場を提供し続けています。今後も地域社会とのつながりを強化し、医療の未来を切り拓く活動を続けていくでしょう。
【詳細情報】
- - 開館時間: 10時~17時(定休日: 土日祝・会社の休日)
- - 入館料: 無料
皆様のご来館を心よりお待ちしております。