職人不要で4900万円の売上達成！若手創業者が切り開く和食ブランド『世桜』

異例の若手創業者が描く新しい和食ビジネス

若干23歳で和食ブランド「世桜」を立ち上げた高原彰人氏。彼が運営する本店「日本料理世桜」は、大阪・心斎橋という繁華街に位置し、営業時間はわずか4時間の間で月商1,200万円を超えるという異例の成績を収めています。この成功を支えるのは、長時間営業や熟練職人への依存を必要としない革新的なビジネスモデルです。

短時間営業で高収益を実現

世桜の成功の鍵は、短時間営業に特化した高収益モデルにあります。一般的な飲食業界では「営業時間を増やすほど売上が伸びる」という常識がありますが、世桜はこの逆を行っています。4時間という短い時間に、最大限の付加価値を提供することで、客単価を高めているのです。

例えば、本店では毎晩多くの予約が埋まり、地域の人々にとっての人気スポットとなっています。その背景には、高品質な料理の再現性を追求し、客の期待を上回るサービスを提供する姿勢があります。

職人技に依存しない和食の再現性

世桜の設計思想は、誰でも簡単に美味しい和食を再現できるようなプロセスを構築することです。下処理や火入れ、焼き時間などを数値管理し、調理工程を分業によりマニュアル化しています。このアプローチにより、高品質な料理を安定して提供することが可能になり、職人技に依存せずとも煩わしさが軽減されています。

口コミによる集客効果

世桜は、宣伝広告に頼ることなく、口コミによる自然な集客が実現できています。SNSやGoogleマップでは「サクサクの衣と柔らかいお肉の絶妙なバランス」「何度でも通いたい美味しさ」「コスパ最強」と高評価が続出。こうした口コミが新たな客を呼び寄せ、店舗運営の力強い後押しとなっています。

常に進化し続けるための取り組み

世桜は一度確立した仕組みを固定せず、常に改善を図っています。日々の運営報告をもとに、マニュアルを改訂したり、顧客の声を即反映させることで、顧客満足度を向上させ続けているのです。ネット上での反響にも迅速に応じる姿勢が、さらなる集客につながる好循環を生み出しています。

フランチャイズ展開でさらなる拡大へ

現在、世桜はフランチャイズ展開を加速中で、数々の店舗を新たに出店する予定です。既に山梨県の加盟店「日本鰻世桜」でも、昼営業5時間・カウンター8席のみで月商400万円を超える実績を上げています。このような成功を受けて、さらなる店舗展開が見込まれています。

世桜のフランチャイズモデルは、未経験者でも安心してスタートできる環境が整っており、地域ごとに最適な店舗を増やしていくことが期待されています。