食育イベント:「未来の給食」について考えよう
8月1日、東京都渋谷区のにじいろ保育園戸塚駅前で、ライク株式会社の子会社ライクキッズが「子どもと一緒に考える“未来の給食”とは」というプレゼンイベントを開催しました。このイベントは、2050年に目指すべき食のあり方を考えるもので、約11,000名の子どもたちを受け入れているライクキッズが「食育」に取り組む一環でもあります。
食品教育の重要性
ライクキッズは、「育てる・つくる・食べる・知る」をテーマに、食に対する興味を引き出すための体験型学習を重視しています。今回のイベントでは、SDGsの観点から、東京都渋谷区に本社を持つ株式会社TWOの協力のもと、同社が提供する植物由来食品「2foods」も取り入れています。
2050年問題とその影響
イベントの初めに、にじいろ保育園の園長と栄養士が登壇し、2050年の食料危機について話をしました。彼らは、人口増加や地球温暖化といった影響で、十分な食べ物が確保できない可能性があることを子どもたちに伝えました。子どもたちにとって難解だったかもしれませんが、彼らは真剣に耳を傾けました。
地球儀を使い、地球上の人口の状況や、食物を大切にする意識についての紙芝居を通して、実際に食べ物を残さない大切さも学びました。彼ら自身の未来が、食生活にどのように影響するのかについて考える時間を持ちました。
植物由来食品の体験
その後、2foodsからPR担当者が参加し、同社の植物由来食品について説明しました。ハンバーガーやオムライスといった身近な食品が、実は植物から作られているということを子どもたちは驚きました。ハンバーガーの写真を見せると、子どもたちは「お肉!」と即答しましたが、実際には豆や野菜から作られたものであると知り、興味を持っていました。
さらに、2foodsの「エバーエッグ」(人参や白いんげん豆から作られた卵の代替品)や大豆から作られた「エバーチキンナゲット」について、実物を触りながら学ぶことで、彼らの理解を深めました。
自由な発想で描く未来の給食
お次は、子どもたちが「お肉や野菜が食べられなくなったらどんな給食がいい?」というテーマで絵を描く時間です。カラフルで独創的な作品が続々と生まれました。「具なしカレー」や「ねぎトマト卵カレー」、さらには「にじいろピザ」といったユニークなアイデアが飛び出し、各自の未来の給食像を表現しました。
植物由来の「今できる未来の給食」を体験
イベントの最後には、子どもたち全員が植物由来の食材を使用した「今できる未来の給食」を試食しました。エバーエッグを使ったオムライスやエバーチキンナゲットが並ぶ食卓で、子どもたちは「おいしい!」と大満足の様子を見せました。
当日のメニューは以下の通りです:
- - オムライス(ケチャップライスとプラントベースエッグ「Ever Egg」)
- - エバーチキンナゲット(ブロッコリー添え)
- - チョレギサラダ
- - 豆乳コーンスープ
- - オレンジ
先生たちからは、植物由来食品が予想以上においしいと好評でした。子どもたちは、自分の食べた料理が豆や野菜から作られていることを知り、大いに驚きながらも喜んで食べていました。
振り返ってみると、2050年には自然環境や人口問題が現実のものとなり、これからの世代には新しい食文化が必要とされることが明らかになりました。多様な思考をすることが重要で、今回のような体験が子どもたちのしっかりとした基盤を築くことに繋がるでしょう。
今後もライクキッズは、さまざまな企業と連携して新しい食育の展開を進め、子どもたちの成長をサポートしていきます。