福祉施設×キャンプギア
2022-08-26 13:30:02
障害者雇用促進に向けた福祉施設の挑戦!キャンプギア販売で社会参加を促進
障がい者雇用促進に向けた福祉施設の挑戦!キャンプギア販売で社会参加を促進
京都の障害者福祉施設が、障がい者雇用促進と社会参加を目的としたアウトドアブランド『CYRUS9』を立ち上げました。
『CYRUS9』は、障害福祉施設初のアウトドアプロジェクトとして、輻射熱で暖炉のような暖かさを感じられる焚き火台を開発。
「ハンデを気にしない社会を目指したい」という強い想いを胸に、障がい者就労支援とアウトドア事業を融合させた新しい取り組みです。
障がい者福祉施設がキャンプギア販売に乗り出した背景
施設を運営する株式会社NAGOMI代表の本多さんは、2013年に双子の息子さんを死産で亡くされました。
「元気に産まれてくる」と当たり前に思っていたことが現実になかったこと、そして長男はもし生まれていれば障がいを持っていた可能性もあったことから、本多さんは強い思いを抱くようになりました。
「亡くなった息子たちがもし生きていたとして、親がいなくなった後も生活していけるだけの仕事はあるのだろうか?」
「理解を得ることが出来る環境が整っているのだろうか?」
「好きな仕事や得意な事を仕事として活かす場はあるのだろうか?」
これらの疑問から、障がい者支援施設を開業し、障がい者が社会で活躍できる環境作りを目指しました。
障がい者雇用とアウトドア事業の融合
『CYRUS9』では、商品開発、広報、広告、受注管理、Web販売など、一般企業と同様に販売し利益を生むという経験を積むことができます。
「障害があってもパソコン業務に携われる環境で仕事がしたい」という障がい者の想いを叶えるために、施設ではIT・PCスキル等の専門的な訓練を提供しています。
自己成長を促すだけでなく、社会参加を望む障がい者にとって、この取り組みは新たな選択肢となります。
さらに、企業様に対し業務成果を見てもらうことで、障がい者のスキルや能力を理解していただき、新たな障がい者雇用の未来を創造することを目指しています。
地域と連携し、雇用の可能性を広げる
『CYRUS9』は、京都の企業との連携を強化することで、地域経済の活性化にも貢献しています。
地元企業との繋がりを通して、新たな雇用を生み出し、障がい者が就職だけでなく、フリーランスや起業の道筋も見えてくる土台作りを目指しています。
今後の展望
『CYRUS9』は、今後も新しい社会福祉モデルに挑戦し続け、障がい者が活躍できる社会の実現に向けて邁進していきます。
CYRUS9(サイラスナイン)の挑戦は、障がい者雇用促進の新たな可能性を示しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社NAGOMI
- 住所
- 京都府京都市中京区堀川通錦小路下ル錦堀川町659松田ビル4F
- 電話番号
-
075-746-6050